ニキビ肌 ケア 化粧水

洗顔後、化粧水だけでスキンケアをするという方法があります。乳液やクリームを使わないこの方法は脂性肌の人にはオススメです。

ニキビも肌が脂っぽいとなりやすいというイメージがあるので、ニキビ肌で悩んでいる人は化粧水だけのケアにしてしまう人もいますが、これはニキビのできる原因によっては正しくない場合もあります。

とにかくニキビ肌のケアにはたっぷりと保湿をすることが大切!ここでは、その理由や肌への刺激が少ない手作り化粧水の作り方もご紹介します。

このページの「目次」はここです!




ニキビ肌のケアは化粧水のみで大丈夫?

ニキビが出来る原因は、ストレスやホルモンの影響で過剰に分泌された皮脂が毛穴を塞いぎ、詰まって炎症を起こすことです。

そのため、乳液やクリームなど油分を含むものは使わず化粧水だけでケアをすれば良いのでは?と考える人もいますが実はニキビ肌のケアで化粧水だけというのは良い場合と良くない場合があります。

ニキビで悩む人の肌は表面は脂っぽくても乾燥肌という人が多いのです。ここでは思春期にできるニキビと大人ニキビに分けてお話しします

思春期ニキビは過剰に分泌される皮脂が原因

思春期ニキビ

思春期にできるニキビは、ホルモンのバランスが原因で皮脂が多く分泌されてしまっていることが影響している場合が多いようです。そのため皮脂の分泌を抑え、余分に出てしまった皮脂はしっかりと洗い流し、毛穴の周辺は乾いた状態にしておく必要があります。

油分を含んだ乳液やクリームを使ったケアでは余計に脂っぽくなってしまいニキビを酷くしてしまうこともあるので、思春期のニキビで悩んでいる人には化粧水だけのケアもオススメです。

ただ化粧水にも種類があるので、選び方にもポイントがあります。

思春期ニキビの場合にはアルコールやピーリング成分が含まれるものは良くありません。肌の乾燥や刺激でさらにニキビを引き起こすことがあるので注意してくださいね。大人用の保湿効果が高すぎるものもNGです。適度な保湿力で皮脂の分泌をコントロールし、肌をサラッとさせてくれるものがオススメです。

ただ皮脂の分泌をコントロールするということは乾燥もしやすくなります。乾燥もニキビの原因になるので、脂っぽくなりがちなTゾーンやおでこは化粧水だけ、乾燥しやすい頬や目の周りには乳液をつけるなど、肌の状態に合わせてケアすることも大切です。

思春期ニキビにはNOVアクネローション

皮膚科での取り扱いもある化粧水です。
アクネ菌の栄養源になりにくい原料でつくられていて、肌を保湿しながら、清潔に保つことができます。無香料、無着色、低刺激性、オイルフリー、ノンコメドジェニックテスト済みなので敏感肌の人でも安心して使うことができます。

「ノンコメドジェニックテスト」ニキビ肌用のケア用品では見かけることもある表記です。どういうものなのかご存じない方もいらっしゃると思うので、簡単に説明をします。

コメドというのはニキビの元になるものです。肌に毛穴が詰まってプクッと小さく膨らんでいるのを見たことがありませんか?この中には皮脂が詰まっていて、炎症を起こすとニキビに繋がります。

ノンコメドジェニックテスト済みというのはこのコメドができにくい成分でできているということなんですよ。

大人ニキビの原因は乾燥

思春期のニキビが皮脂分泌の多いおでこやTゾーンにできやすいのに対し、大人ニキビはフェイスラインや顎にできやすくなります。

ニキビの悩み

フェイスラインや顎はもともと皮脂分泌の少ない場所です。
ストレスや生活習慣によって、体のバランスが乱れることが原因でニキビができると言われていますが、大人は子供よりも皮脂分泌が少ない上に、エアコンや紫外線などの影響で、より肌が乾燥しやすくなっています。

乾燥によって肌のターンオーバーが正常に働かず、ニキビを繰り返してしまうこともあります。

また肌の奥が乾燥していると、皮膚表面を守るため皮脂が過剰に分泌されます。これが毛穴を詰まらせることになりニキビができてしまうこともあります。

大人ニキビの改善には食生活や睡眠など生活習慣を整えることも大切ですが、まずはしっかりと保湿をして肌のターンオーバーを正常に働かせるようにする必要があります。

化粧水だけのケアでは、肌の奥まで保湿することはできません。そのため大人ニキビの場合には化粧水だけでなく、乳液やクリームも使ったケアをしましょう。

大人ニキビのケアには、保湿力と皮脂コントロール力が高いものがオススメです。
セラミドなどの高保湿成分や、ビタミンC誘導体配合が配合されているものを選びましょう。

大人ニキビのオルビス クリアシリーズ

肌のバリア機能を高め、しっとりと柔らかい肌に導いてくれると評判のニキビ肌専用化粧品です。トライアルセットもあるので、試してみやすいのもいいですね。

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ニキビ肌には化粧水でしっかり保湿を!

ニキビができるのは皮脂の分泌が多いからだとケアを少なくしてしまう人もいますがこれは実は間違いです。
確かにニキビができている時に油分を与えてしまうと、悪化してしまうこともありますが、ここで必要なのは油分ではなく水分です。

化粧水で、肌にしっかりと水分を与えて保湿し潤わせることで、皮脂の分泌も整えられ、ターンオーバーも正常に働くようになり、ニキビ肌の改善に繋がります。

ニキビ肌 化粧水だけ

水溶性の化粧水がオススメ

肌が乾燥すると、肌の表面がゴワゴワと硬くなってしまいます。
硬くなった肌は毛穴が詰まりやすくニキビができやすい状態になっています。

化粧水を見る女性

肌の奥が乾燥している時は、肌表面を守ろうと皮脂の分泌が増えるので、表面は脂っぽいのに実は乾燥肌ということも多くあります。まずは肌をしっかりと保湿して、柔らかくし、毛穴詰まりを起こしにくいように整えることが大切です。

ニキビ肌に悩んでいる人はで、オイルフリーなど油分の配合が少ないもので、水となじみがよく、肌に潤いを与える水溶性の保湿成分が配合された化粧水を選ぶのがオススメです。

オイルフリーがよい理由は化粧品に配合されている油分が、ニキビを引き起こす原因の1つであるアクネ菌の栄養になってしまうことがあるからです。さっぱりしたタイプのものやノンコメドジェニックテスト済みのものを選ぶようにしましょう。

水溶性保湿成分にはセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、天然保湿因子(NMF)、アミノ酸などがあります。

ニキビ肌の化粧水にルナメアAC

富士フィルム独自の「アクネシューター」という潤い成分を配合し、高い保湿力があるスキンケア商品です。ノンコメドジェニックテスト済みで「ノーマル」と「しっとり」があります。

ニキビ肌の人にオススメのケア方法は?

効果的に保湿を行うためには、化粧水をつける前に、しっかりと汚れや余分な皮脂を落とし、肌を清潔な状態にすることが大切です。

ですが、完璧に落とそうとゴシゴシと力を入れて洗うのは、肌への刺激になってしまうのでNGです。

スキンケアをする

ニキビ肌の人の正しいスキンケア方法


  1. 最初に手を洗う
    手には見えない雑菌がたくさん付いています。その手で洗顔をしてしまうと、手についていた雑菌が顔につき、それがニキビの原因になることもあります。スキンケアを行う前は必ず手を洗うようにしましょう。
  2. 丁寧に洗顔する
    泡だてネットを使ってしっかりとした泡を立てましょう。洗顔は手で洗うのではなく、泡で包み込むようにして洗うのが正しい方法です。力を入れず泡で撫でるように行いましょう。洗顔後は石鹸が残らないようにきれいに洗い流します。
  3. 化粧水をつける
    化粧水を付けるのは手でもコットンでも構いません。手で付ける場合にはいっぺんに出すのではなく少量ずつを2〜3回に分けて手に取り手で押し込むようにハンドプレスをして馴染ませます。コットンの場合には繊維で刺激を与えてしまわないように500円玉程度付けて優しく肌に滑らすように付けましょう。
  4. 乳液や美容液を付ける
    化粧水を付けた後何もしないと、せっかく肌に付けた水分が蒸発してしまいます。化粧水を馴染ませたらすぐに乳液や美容液をつけて蒸発を防ぎましょう。

洗顔の時の力加減は意外と難しいものです。
力加減がよくわからないという人には洗顔ブラシを使うのもオススメです。

テレビCMでもお馴染みのニキビ肌専用のスキンケア商品プロアクティブでは、セットで購入すると電動の洗顔ブラシが付いています。電動なのでちょうどよい力加減で回転し、優しく洗い上げてくれますよ。

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ニキビ肌用の化粧水は手作りできる?

市販の化粧水は肌に優しいと言われているものでもどうしても保存料など化学成分が入ってしまいます。

ニキビ肌の人は肌が敏感になっている場合も多く、そういう成分が肌の刺激なってしまうこともあります。

そんな時には手作りの化粧水がオススメです。
保存料など化学成分は一切使わず作れるので安心ですし、有効成分を自分の好みに合わせて調節することもできます。作り方も意外と簡単なので、ぜひ試してみてくださいね。

化粧水を手作り

手作り化粧水の作り方

手作り化粧水を作るために必要なのは、精製水、グリセリン、ビタミン誘導体の3つです。

化粧水の成分の80%は水です。
水道水は不純物も入っているので肌につける化粧水を作るには不向きなので、精製水かミネラルウォーターを使うようにしましょう。ミネラルウォーターは硬水よりも軟水の方が化粧水には向いているそうですよ。

グリセリンは人間の体に近い成分で、アレルギーが起きにくいと言われています。
また、保湿効果が高く、肌をやわらかくして、お手入れの効果が出やすい状態にすることができます。

今回はニキビ肌に効果的な化粧水を作りたいのでビタミンC誘導体を使用します。
ビタミンC誘導体は皮脂の分泌を押さえて、あたらしいニキビの生成を予防したり、炎症を沈めて、ニキビの回復を早めたり、肌のターンオーバーを正常にさせる効果も期待できるので、色素沈着したニキビ跡の改善にも効果的です。

手作り化粧水の作り方

ビーカーなど材料を混ぜられるものを用意し、精製水50ml、グリセリン5ml、ビタミンC誘導体2gを混ぜ合わせ、ボトルに移したら完成です。

とても簡単にすぐできます。
保存料が入っていないので、冷蔵庫で保管し1〜2週間以内に使い切るようにしましょう。

効果を出したいからとこれ以上グリセリンやビタミンC誘導体の濃度を濃くするのはやめましょう。この配合で十分保湿力はありますよ。

香りをつけたい場合にはアロマオイルを使いましょう。
ニキビ肌にはラベンダー、フランキンセンス、ティートゥリーなどがオススメです。アロマオイルには殺菌作用もあるのでニキビにも効果的と言われているんですよ。

使用するアロマオイルは必ず香料などの入っていない天然100%のものを使用しましょう。
作る時にはグリセリンに1〜2的垂らして混ぜた後精製水に混ぜ合わせます。

手作り化粧水のメリット、デメリットは?

実は私は数年前から化粧水は手作りをしています。
ここでは私が手作り化粧水を使ってみて感じたメリットデメリットをご紹介します。

  • メリット
    ・完全無添加で安全な化粧水

    ・好みに合わせて香りや濃度を変えられる

    ・購入するより安価
  • デメリット
    ・保存料が入っていないので使用期限が短い

私は手作り化粧水についてはメリットの方が多いなあと感じています。
もともとあまり肌が強くないせいか、市販の化粧水だとかゆみやピリピリ感が出るものもあったのですが、手作りにしてからは一切なくなりました。

作るのに慣れてしまえばなんともないのですが、手作りなのでやはり衛生面に注意は必要です。
ボトルやビーカーなどは毎回きちんと洗って消毒しないと雑菌が繁殖する恐れもありますし、使用期限に関しては1〜2週間以内を必ず守らなくてはいけません。

市販品で満足のいかない方、よりシンプルな成分でのケアを望まれている方はぜひ試してみてくださいね。

まとめ

ニキビ肌でお悩みの方は、まず化粧水を使ってきちんと保湿することを心がけてくださいね。そして、使う化粧水の成分もチェックして自分に合うものを選んでみてください。




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