ニキビで市販の化粧水を使っても改善されないと悩んでいる人はぜひ手作りのビタミンCを含んだ化粧水を試してみてください。
作り方はとても簡単で、必要な材料も少ないんですよ。
余分なものが入っていないので肌の負担を減らすことができ、ニキビが軽減する人もいるようです。
ここではビタミンC誘導体を使ったオススメの理由やレシピや手作りでの注意点などもまとめました。
ニキビ肌の化粧水は手作りできる?
ニキビ肌の化粧水は手作りをすることができます。手作りの良いところは添加物が含まれていないというところです。そして市販品よりも安価でできます。肌への刺激が少ないので敏感肌の人にもオススメですよ。ここでは作り方をご紹介します。
手作り化粧水のメリット
私は数年前から化粧水を手作りしています。
敏感肌というまでではありませんが、デリケートな方で、市販品を使うと肌がピリピリ、チクチクするということがよくあるタイプでした。
手作りの化粧水を使い始めてからはそのようなことは一切ありませんし、肌の状態も良いです。
私が思う手作りの化粧水の1番良いところは、保存料、アルコール、香料、着色料などが一切入らない無添加の化粧水ができるというところです。
刺激の少ない肌にもとても優しい化粧水です。
ニキビ肌の人は敏感肌や乾燥肌など肌がデリケートな状態になっていることが多いようです。そのため化粧水に含まれる添加物が刺激になり、ニキビが治らなかったり、悪化したりすることがあります。
敏感肌用の化粧水などはある程度は肌に刺激が少ないように作られていますが、それでも必ず何かしら安定剤のような物が入っています。
また、肌の状態は季節や体調、ホルモンバランスによっても変わりますが、手作りの化粧水は、自分の肌の状態に合わせて有効成分を調整することも可能です。
ニキビの原因が乾燥のとき、皮脂分泌が多いときなど、そのときの肌の状態に合わせて調節することで、効果的にニキビの改善が期待できる化粧水を作ることができます。
そして何より
安いのでたっぷり使うことができるところはうれしいですね。
シンプル!基本の化粧水の作り方
化粧水は成分のほとんどが水でできているって知っていましたか?1番シンプルな基本の化粧水を作るのに使うものは水とグリセリンです。
化粧水は肌に付けるものなので、水は水道水ではなく、精製水かミネラルウォーターを使いましょう。ミネラルウォーターは軟水の方が向いているそうですよ。
私がミネラルウォーターを使用している理由は飲用もできるからです。化粧水に使用する量というのはそれほど多くありません。そのため化粧水用にと買っておくとどうしても開封後に長期間保存することになってしまいます。
保存料などを使わない手作りの化粧水は安全性で不安もあるので、できるだけ開封後間がないものを使えるようにという考えからミネラルウォーターを使っています。
グリセリンは人間の体に近い成分で、アレルギーが起きにくいと言われています。また、保湿効果が高く、肌をやわらかくして、お手入れの効果が出やすい状態にすることができます。
使用するもの
- ビーカーなど混ぜる時に使う入れ物
- 計量スプーン
- 精製水かミネラルウォーター
- グリセリン
まず、手をきれいに洗い、保存容器や使用する道具はきれいに洗って乾燥させます。使用前にエタノールで消毒します。
ビーカーなど材料を混ぜられるものに精製水50ml・グリセリン5mlを入れてよく混ぜます。
保存用のボトルに入れたら完成です。
作るのは1分でできます。
その前の消毒の方が時間がかかりますが、保存料を使わない手作り化粧水には消毒はとても大切なポイントです。
消毒は必ず毎回やってくださいね。保存期間は冷蔵庫1〜2週間程度です。
これが1番シンプルな化粧水の作り方なのですが、
化粧水を手作りしてアロマでニキビのケア
アロマオイルには殺菌作用もあるのでニキビ肌の人にもオススメで、何より良い香りで心も癒されますよ。
アロマオイルには色々な香りがありますが、肌に付けるには向かない香りもあります。
ニキビ肌には がオススメです。
オレンジやグレープフルーツなど柑橘系は爽やかで使いたくなる香りですが、肌に刺激が強く、光毒性といって紫外線に当たるとシミの原因になってしまう作用もあるので化粧水には使わないようにしましょう。
またアロマオイルは天然100%のものを使いましょう。
作り方は、ビーカーにグリセリン5mlを入れて、アロマオイルを1〜2滴垂らし混ぜ合わせます。
混ぜてから水を50ml入れたら完成です。
ニキビの手作り化粧水にビタミンC誘導体を入れてみよう!
化粧水の成分表って見たことありますか?
ニキビ肌の化粧水には という成分が含まれていることが多いんです。ここではどのような効果がある成分なのか、手作り化粧水に入れることができるのかをまとめました。
ビタミンC誘導体ってどんな成分?
シミやニキビの改善や、美白効果があると言われ、ビタミンC配合の化粧品もよく見かけます。ですが・・・
このビタミンCは、肌に浸透しにくいので、化粧品に配合されていても実際はそれほど効果を得ることができないということがわかっています。
そこで、このビタミンCを肌に浸透しやすく改良したものがなのです。
ビタミンC誘導体は、短時間で肌に吸収され、ビタミンCの美肌効果を長時間持続させるようになっています。
ちなみに化粧品への成分表示には
ビタミンCの場合
- 純粋型ビタミンC
- アスコルビン酸
ビタミンC誘導体の場合
- リン酸アスコルビル
- パルミチン酸アスコルビルリン酸Na(APPS)
- ビタミンC誘導体
- テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
- アスコルビン酸グルコシド
と表記されますので、お使いの化粧水に配合されているかチェックしてみてくださいね。
ビタミンc誘導体が入った化粧水はニキビに効くの?
- ニキビ用の化粧水にビタミンC誘導体が含まれることが多いのはどうして?
- 皮脂の分泌をコントロールして、炎症を抑える効果により、ニキビができるのを防いだり、メラニンの生成を抑えながら新陳代謝を高めることで、ニキビ跡の改善を促す効果が期待されているからです。
- ビーカーなど混ぜる時に使う入れ物
- 計量スプーン
- 精製水かミネラルウォーター
- グリセリン
- ビタミンc誘導体 APPS
- 使用後はきれいに洗う
- 使用前は消毒をする
ビタミンC誘導体にはニキビ以外にも できるそうですよ。
ビタミンC誘導体には水溶性と脂溶性、両方の性質を持つものがあります。
一般的に化粧水に使用されるのは水溶性のものです。化粧水は成分のほとんどが水なので、水と相性の良い水溶性が使われます。
油と相性の良い脂溶性のものはジェルやクリーム、化粧下地などによく使われます。
両方の性質を持つものは「APPS」とも言われ新しいビタミンC誘導体です。
APPSは、水溶性と油溶性の両方の特性を併せ持っているので水にも油にもなじみ、肌への浸透性がとても高く、その浸透力は他の もあるそうです。
水溶性や脂溶性のビタミンC誘導体だとイオン導入をしなければ届かなかった肌の奥まで、APPSなら塗布するだけで浸透させることができると言われています。
手作り化粧水にビタミンC誘導体を加えてニキビ跡のケアに
前章でご紹介したのは1番シンプルな化粧水の作り方なので、ここではよりニキビの肌に効果が期待できるように
をご紹介します。ビタミンC誘導体はネットで購入することができます。
とても効果の高いビタミンC誘導体ですが、意外とお手頃価格です。
APPSは1%から2%の濃度で効果があるとされているので、10g入りのこちらの商品だと1000mlから500mlの化粧水を作ることができます。
使用するもの
手をきれいに洗い、保存容器や使用する道具はきれいに洗って乾燥させます。使用前にエタノールで消毒します。
ビーカーなど材料を混ぜられるものに
を入れてよく混ぜます。保存容器に移して完成です。
ビタミンC誘導体を入れた手作り化粧水の使用期限は「冷蔵庫保存で4日~1週間以内」です。
調合して作るときは少量ずつ使いきれる量を作り マスクシートにしみこませてパックするのもおすすめです!
初めての手触りです
市販のボトルに精製水、グリセリンそしてこのパウダーを入れて化粧水を作りました。一晩寝て朝起きたときの手触りにビックリ。今迄いろんなものを試してきましたがこんなにも肌に浸透してしっとりすべすべになったものは初めてです。感動\(^o^)/手頃な値段?♪
ニベアクリームと混ぜて……使ってます。
値段も手頃だし、スプーンもついていてよかったです~(///∇///)合わなかった
私には合わなかったみたいで、肌がひどく乾燥してしまいました。効果はその人によると思います。引用元: Amazonでの口コミ
ちなみにAPPSの場合1%から2%の濃度にしますが、水溶性や脂溶性の場合には4から5%の濃度にして作ります。
濃度を濃くすればより効果を得られるというものではありません。濃すぎると肌荒れの原因になるので、この濃度は必ず守るようにしてくださいね。
手作り化粧水の注意点は?
手作りの化粧水は、手軽に、安くできる上に肌に優しいとうれしいことばかりのように思いますが、防腐剤などを使用しないため衛生面で十分に注意する必要があります。ここでは安全に使用するために気をつけなければいけない点をまとめました。
1番注意するのは衛生面
市販品は品質を保持するためにのためにパラベンなどの防腐剤を使用し、雑菌を繁殖させないようにしています。そのため長期間保存が可能なのですが、手作り化粧水は防腐剤などの添加物を使用しません。
そのため肌には優しいのですが、雑菌が繁殖しやすいというデメリットもあります。雑菌だけでなく、腐敗や沈殿なども考えられます。
悪くなった化粧水を使用するのはもちろん肌によくありません。
そのため手作りで化粧水を作るときに1番注意しなくてはいけないのは衛生面なのです。
防腐剤を使用しない化粧水は生ものと同じです。
雑菌が繁殖しやすいので、道具の消毒はもちろん、冷蔵保存して早めに使い切ることが大切です。
「早めに」という目安ですが、水とグリセリンだけの化粧水の場合、冷蔵庫の保存で1から2週間です。私が今回使用したビタミンC誘導体はパッケージに調合後は4日以内と書かれているので、こちらを使用すると冷蔵庫で保存しても4日しか日持ちはしません。
手作りで化粧水を作る場合には
ということを忘れずに行いましょう。
私は消毒にエタノールを使っていますが、耐熱のものを使っているのであれば煮沸でも構いません。
CHECK ! >>無水エタノール 500ML
アルコールでかぶれやすいという人は煮沸消毒がオススメです。
煮沸消毒をする場合には、たっぷりのお湯を沸かし、グラグラと湧いている湯の中へ5分ほど入れておきます。湯からあげた後は乾燥させます。
手作り化粧水の調合濃度を守る
有効成分は入れれば入れただけ効果が高くなるというものではありません。
前章でご紹介したビタミンC誘導体ですが、APPSと水溶性や脂溶性では推奨される濃度が違います。APPSの場合1%から2%の濃度にしますが、水溶性や脂溶性の場合には4から5%の濃度です。
アロマオイルを入れる場合にも濃度は決まっていて、0.5%から1%とされています。
決まった濃度を守らないと、肌トラブルの原因になってしまいます。赤みやかゆみが出たり、ニキビが悪化する場合もあります。敏感肌の人の場合は規定よりも薄めの濃度から試してみるのが良いでしょう。
手作りで化粧品を作るのは楽しいです。香りや質感も好きなように作ることができます。しかし、手作り化粧水は自己責任です。使用するときの安全は自分で守る必要があります。しっかりとした知識を身につけることが大切です。
まとめ
手作りの化粧水は保存が効かないので頻繁に作る必要がありますが、慣れればとても簡単に作ることができます。市販の化粧水で効果を感じられない人は試してみるのもいいかもしれませんよ。