女子大学生になったら少なくともメイクは当たり前の時代に、いまだ自己流で安易に化粧している子が多くて・・・うちの娘が代表格!。
困った娘をもつ親の私はうちの娘に、ついに化粧の授業をしちゃいました!
これはその時にレクチャーした内容をまとめたものです。
ファンデーションの選び方で問題なのは肌のタイプ別に自分の肌に合うもので、使いやすく、自分の肌色にどれだけ近いかを第一に、そしてどのファンデーションも同じですが長時間肌に付けるのはダメージの蓄積の原因になりますので、帰宅すればすぐに落としましょう。
この2つが基本で肝心カナメなところなのよ!
ファンデーション 選び方 タイプ
ファンデーションの種類にはパウダーファンデーション、リキッドファンデーション、スティックファンデーション、クリームファンデーションなどがあります。
ファンデーションを買いに行ってもこんなに種類があったらどれを選んだらいいのか迷ってしまいますね。それぞれに特徴があってあう肌質や使用感などが違うのでご紹介します。
ファンデーションの使用目的とは
化粧品の一つであるファンデーションは、顔の全体を塗り肌の色合いを均一に整えるはたらきがあるのです。
おもに小じわや毛穴、またはシミ・そばかす・産毛を覆い被せて目立たなくさせることができるので、化粧下地の大切な部類になります。
昔の日本では「おしろい」がファンデーションの役目をになっていました。現在でもおしろいをファンデの一つとして使うこともあります。
その他に「ドーラン」もありますが、これは役者さんがよく使うことで知られていますが、一般の人が使用すれば極端な厚化粧になります。
自分の肌にあって使いやすいファンデーション選び
パウダータイプ 普通肌と脂性肌
まずパウダーファンデーション。これが1番使いやすいファンデーションでテクニックがそれほど必要のないファンデーションなので初心者の人はまずこのファンデーションから始めるのがいいと思います。
粉末を固めた形状になっていてコンパクトに入っています。普通肌から脂性肌向きです。カバー力は弱めですが、化粧直しがしやすいのも特徴です。
天然の鉱物のマイカ・タルク・酸化鉄などを粉末状にしたものに水分と顔料を混ぜて固めたミネラルファンデや、顔料の細かい粒子をシリコンなどで固めて肌に塗るケーキタイプ(水なし・水あり・2WAY)があります。
良し悪し
パウダーファンデーションの特質として肌の水分や油分を吸い取ります。「乾燥肌」の人は気をつけてください、粉末にしたファンデなので仕方がありませんが注意したいファンデです。
普通肌と脂性肌ならばまったく問題ありません、顔の「テカリ」を抑えてくれますし、化粧直しも簡単にできちゃいます。
塗る量の調整がしやすくてテカリを抑えてくれますが、クリーム系のアイシャドウやハイライトなどのクリーム系化粧品が載せにくくなるのが欠点でしょう。
リキットタイプ 乾燥肌から普通肌
リキッドファンデーションは乳液状のファンデーションでパウダータイプと比べるとメイクに手間がかかりますがそれほどテクニックは必要ではありません。
乾燥肌から普通肌向きです。伸ばしやすくカーバー力は強い(汗をかいた位では落ちません。)ものが多く仕上がりはつややかです。
油分が多いものが多いので、乾燥が気になる冬に使うのがオススメです。化粧直しはできません。
スポンジや指で塗るタイプのほかスプレーで肌に吹きつけるものもあるようです。
良し悪し
リキッドファンデーションは伸ばし易く肌にも優しくそしてカバーも強いですが、逆に厚塗りや塗りが薄くなりすぎたりムラが出てしまうことがあります。
なれればそう難しくありませんが「数稽古」でしょう。同じファンデのパウダーやクリームで出来る「濃度の異なる色の重ね塗り」は少しやりにくいかもしれません。
油性分と水で出来ているのでパウダーよりノビが良いので一時はやりましたが油性分が多くトラブルも有りました。でもこの頃は抑えられてきていますので良い品も出回っているらしいです。
クリーム 乾燥肌から普通肌
クリームファンデーションはクリーム状の植物性の油性を原料として顔料を混ぜたものが主な成分でのファンデーションです。
ムラになりやすいので使い方にテクニックが必要です。質感はやや重たいですが、カバー力が強いものが多く仕上がりはつややかです。
少し赤みを帯びた肌の色を気にしている人などには効果的です。
その部分にだけ使いその上に他のファンデーションを全体を通して使うと最も効果的です。スポンジで塗るタイプと指で塗り広げる物があります。
良し悪し
クリームファンデーションは落ちにくいのと肌が透けません、このことでカバー力に優れたファンデの代表格です。
油を使ったファンデですから乾燥肌に悩んでいる方には保湿に優れています。
逆に言えばテカリやすい欠点もあります。テカリを消すために部分的にクリームとパウダーを使った合わせ技で対処しましょう。
スティックタイプ 乾燥肌から普通肌
スティックファンデーションは口紅のような棒状になっているファンデーションで質感が重く、ムラになりやすいので使い方にテクニックが必要です。
超乾燥肌から普通肌向きです。カバー力が強いので、全体に使ってしまうと厚塗り感が出てしまうことも。
部分的に気になるところにコンシーラーのように使うこともできます。
化粧直しはできません。
良し悪し
スティックなので塗りやすいと評判だけど、結構消耗しますのでコスト面では疑問があります。
しかし部分的に使うなら良いファンデかも知れません。
ニキビ跡や毛穴などに部分的に軽くなじませればキレイにしてくれます。
ファンデーション色選びと日焼け止め効果
自分の肌色にあったファンデーション色選び
肌にあった色を選ぶのは大切なことです。色味があっていないと顔だけ浮いて見えてしまいます。
よく手の甲に塗って色を確認したりしますが、手の甲と顔の色って意外と違うんですよ。
だから手の甲にあう色がお顔にあう色ではないんです。
出来るだけ顔に近い部分で色味を確認する方がいいですよ。
化粧品カウンターがあればスタッフの人に色を見てもらうのが1番です。
今は薬局でも専門のスタッフさんがいるところが多いですよね。気軽に見てもらえるので見つけたら声をかけてみてくださいね。
ファンデだけでも日焼け止めになる-意外な役割
夏場だけでなく日焼けは一年中対処したいですね。
日陰だからっていっても、曇の日だからって言っても紫外線を浴びていることを知りましょう。
実はファンデーションだけでもUVカット効果があるのです。
チマタでは「SPF20・PA++」などと紫外線A・B波をカットできるファンデーションも売りに出されていますが、そんなものなくてもある程度の量はファンデーションで対応できているのです。
特にパウダータイプはUVカット効果が高く、そして肌にも良いです。
また日焼け止め配合の化粧下地を使っている方へ、薄く塗ったくらいでは効果は期待できません。
それよりも下地を使わなくても洗顔後に化粧水と乾燥しやすい部分に保湿をしてファンデーションをつけてください。
日焼け止めを厚塗りするより肌に負担を掛けませんし、こちらのほうが効果的です。
美容皮膚科のドクターがいっていました。
まとめ
ちなみに私はクリームのファンデを仕事の時は使っています。
本文中に記載していますがクリームとパウダーの合わせ技で対処しています。年齢を重ねると隠さなければいけない所も多いので・・^^;。
お友達の中には油分が嫌で「テカリ消し」にパウダー状の「おしろい」を使って載せて塗ることで対処する人もいますが、慣れないと「厚化粧」になってしまう恐れがあります。
本文中にリキッドやクリームやスティックでのファンデは乾燥肌の方たち専用ではなく、普通肌の人が使用してもなんら問題ありません。
冒頭でも書きましたが、ファンデーション選びで問題なのは、自分の肌に合い、使いやすく、自分の色にどれだけ近いかを基本として考えて、長時間肌に付けっぱなしにすべきではなく、家に帰ってきたらすぐに落としましょう。
肌のダメージを考えれば誰でもわかることですが、若い人は不規則な生活サイクルが多く蔑ろになってしまう傾向が見られますね。
でも、なんだかんだ言っても、私も若い頃はそうでした。