アロマ加湿器とディフューザー

アロマテラピーに興味をもつ方には、秋口になればアロマ機能付きの加湿器などがよく目につきます。

その中でよく「アロマ加湿器」とか「アロマディフューザー」などがよく目につきますが、イマイチ違いがわからないので選ぶに選べない人も多いのじゃないかと考えてしまいます。

アロマテラピーは植物の香りを利用して、心と体を穏やかに整える誰にでもできるものですが、これを乾燥する冬の期間にも加湿器を使って有効につかう手立てを考え出したのがアロマ加湿器で、一方アロマディフューザーは年間通じて使えます。

具体的に違いを説明して購入の参考になればと思いアロマの加湿器とディフューザーの違いを調べてみました。

このページの「目次」はここです!




アロマ加湿器とアロマディフューザーとの紛らわしい違い

アロマ加湿器とアロマディフューザーの定義を復習しよう♪

  1. アロマ加湿器
    アロマ加湿器

    「アロマ機能付き加湿器」と考えて読むのですが、アロマが主なのか?加湿器が主なのか?どちらが主な機能で副機能なのか判断が付きません。
    でも実際はどちらも売りに出されています。
    本来は加湿器を主機能にしてアロマは副機能として扱わなければなりません。しかし混同して販売しているケースが多いのです。


  2. アロマディフューザー
    アロマディフューザー

    アロマディフューザーにはアロマエッセンシャルオイル(精油)を室内の空気に拡散と散布することでアロマテラピーを楽しむために特化した商品です。
    超音波式アロマ加湿器の中には「アロマディフューザー」に属するものが多く、本来の加湿能力があるようでないものがありますので加湿器として間違って選んでしまうことも予想されます。

チマタには「アロマ加湿器ディフューザー」などと称してアロマ表示を使った加湿器やディフューザーが出まわっておりますが、一体これは何なのか?

読んで字の如く「アロマテラピーができる加湿器とディフューザー(Diffuser=拡散・散布するもの)が一体になっているもの」と解釈できます。

しかし加湿器にも「超音波式・気化式・スチーム式・ハイブリット」など今では「マジックボール」と称した水と空気対流を利用したモノまで売りに出されています。

一方、アロマテラピーについても「ディフューザーから始まりアロマポット・アロマランプ・アロマドロップ」などもあり、これらが複合して「アロマ加湿器ディフューザー」として売りに出されているのならせめて「アロマ加湿器」と「アロマディフューザー」の違いを考えておかないと目的に応じた買い物が出来なくなります。
購入してから「これではなかったの!」などと後悔しないためにも知っておきたいのです。




アロマ加湿器とアロマディフューザーの違いでの総合評価

アロマ加湿器とディフューザー比較

双方とも同じアロマテラピーをルームフレグランスとし演出して、心と体を癒やす効果を有しますがどちらも目的が違います。

アロマ加湿器は「アロマ機能がついた加湿器」と言って、どちらかと言えばアロマは「副機能」として製造メーカーは製造しています。

したがって加湿器機能を重視したいならアロマ加湿器を選ぶべきです。アロマ能力は劣りますが、冬場の乾燥により肌や喉のケアのため、そしてインフルエンザ予防にも役立ちます。

アロマ加湿器の加湿方式には超音波のほかに気化式・スチーム式・ハイブリット方式があるのも覚えてください、どれも加湿を主機能としたタイプなのです。

しかしなかにはアロマを主機能にして加湿は副機能として扱っているものもあるのです。超音波式アロマ加湿器での低価格帯ですが「思ったほど加湿しない」という意見も多く消費者も迷いやすい所ですので注意したいところですね。


対応スペースは加湿の適用床面積ではない!

加湿量と対応スペースの違い

超音波アロマディフューザーの「対応スペース」は一見すると「加湿の適用床面積」として認識する方がいます。

もし、そうだとすれば間違いです。
上記の表には「1時間のミスト量」が表示されていますが、これを日本電機工業会の「加湿量と適用床面積」で見比べてみますと明らかに加湿量(ミスト量)は不足しています。

これらを考えますと超音波アロマディフューザーの「対応スペースは香りの適応畳数」として認識して購入するべきです。
超音波ディフューザーを加湿器として購入する方が増えてきています。

※上記の例は無印良品ですが、無印は「良心的」でこのような表示を明確にあらわしています。しかし他のメーカーさんは「ミスト量」の表示がなく「対応スペース」のみが多いのです。


超音波式アロマディフューザーはアロマテラピーに特化した目的で製造されていますので、この目的を重視し求めている方にはもってこいのアイテムでしょう。

超音波式のアロマ加湿器とディフューザーには大変わかりにくい2つの顔があります。アロマ加湿器とアロマディフューザーとして業界が統一してくださればよいのですが現状としてどちらも「アロマ加湿器」として分別されていない名前が存在します。

余談ですがアロマディフューザーには「超音波方式」と「フィルター式」「ランプ」「ポット」「ドロップ式」があります。

アロマ加湿器と違い、年間を通じてアロマを使うのであれば「アロマディフューザー」をオススメいたします。

関連サイトアロマディフューザーの選び方と種類

夏場に加湿器を使うのはごくまれなケースです。但し「超音波式アロマディフューザー」も「年間を通じて使える」としていますが、実際に使えない季節やお部屋の湿気の問題で弊害が出る可能性があることもあるのです。

アロマを重視するのなら加湿機能を使わないディフューザーかアロマポット・アロマランプ・アロマドロップグラスも選択肢に加える事も大切です。
アロマテラピーは植物の香りを濃縮生成した精油をお部屋に拡散させて楽しむものなので、様々な種類があります目的にあったものをお選びください。

ネーミングがマチマチで選びにくい?超音波式アロマディフューザーもアダとなることもある?

「ハイブリット式アロマ加湿器・超音波式アロマ加湿器・アロマ加湿器ディフューザー」などネーミングがマチマチでどれが主機能なのか副機能なのか?わからない時があります。

目的をしっかりとわきまえて、ネーミングの初めの言葉に惑わされないように、頭にアロマが表示されていても主機能だとは言い切れません、調べてみると副機能だったこともあります。

消費者の側からすればまぎらわしいネーミングは業界で自主規制して統一して欲しいのですが・・メーカーさんは話題のアロマを前に出す表示の仕方で製品のネーミング付ける傾向にあります。

また、能力の小さい超音波式加湿機能のついたアロマディフューザーを使うと、問題が発生するケースが有ります。

それは、年間通じて使う場合少しの加湿でもお部屋の状況にもよりますが、湿気が溜まりやすくなることもあるようです。特に超音波式を使用している場合は注意して短時間使用か、間欠運転やタイマー運転を活用するか、冬期限定での使用としてください。






「アロマ加湿器」どれがメインかサブ機能か判定する方法

アロマ加湿器には「超音波式アロマ加湿器と超音波式アロマディフューザー」があります。どちらも使用目的で限定されるものの総じてアロマ加湿器といいます。

前項でも述べたように「アロマがメインかサブか?」「加湿がメインかサブなのか?」によって使い方も違うため判定しなければなりません、でも何処を調べたら良いかわかりにくいですね。

加湿がメインな場合の判定方法

加湿機能をメインとした「アロマ加湿器」には特徴があります。加湿をメインとした場合は冬季限定の加湿器として扱ってください。


アロマ加湿器の判定基準

  • 加湿適応畳数表示がある(例:4.5~6畳)
  • 加湿能力表示がある(加湿能力:200ml/h以上)
    ※ml/h=一時間あたりの加湿量

適用畳数の表示があって、加湿能力も適正な能力を確保できているアロマ加湿器のメイン機能は「加湿器」として判定してください。表示のない場合はメイン機能ではありません。
※但し、フィルターを使った送風機能でのアロマ運転がある場合は除きます。

アロマがメインな場合の判定方法

アロマ機能をメインとした「アロマ加湿器」には特徴があります。アロマをメインとした場合「年間での使用」も出来ますが、限定されるケースも有りますのでご注意ください。


超音波アロマディフューザーの判定基準

  • 適応畳数表示はある(この場合加湿畳数ではない「香りの畳数」)
  • 加湿能力表示がない(加湿能力:100ml/h以下推定される)
    ※ml/h=一時間あたりの加湿量

アロマ加湿器には超音波式以外に「スチーム式・ハイブリット式」などがありますが、年間を通じて使用できません。
アロマがメインの超音波式アロマディフューザーも、湿気のこもる季節やお部屋環境によっては使えない時もあります。






まとめ

アロマ加湿器には「加湿重視型タイプ」と「アロマ重視型タイプ」の2つの顔を持っています。
これがわかりにくいので選びにくいのです。

前者を「アロマ加湿器」として後者を「アロマディフューザー」として分別して表示していただければ良いのですが、未だに表示はゴチャゴチャでまったくもって消費者泣かせです。

デザイン性や価格の安さにつられて買ってみたものの予想していた目的をカバーできないでいるリスクは存在しています。

だから買い手が賢くならなければ今のままでは選べないでしょう。

余談ですがアウトレットのアロマ加湿器は買わないほうが良いですよ、家電製品でのアウトレットは危険です。

スポンサーリンク

加湿器 アロマ

関連コンテンツ