アロマ加湿器は熱や火を使わない超音波タイプのもがあります。小さい子どもがいる部屋でも使えて、子育てに奮闘しているママの癒しになる「アロマ効果」も期待できます。
でも使用目的に合わせて選ばないと間違ったタイプを買ってしまい後悔することもありますね。
アロマ加湿器を選ぶにあたり目的をハッキリさせましょう!
目的をハッキリさせることにおいて、我が家のアロマ加湿器は「どうあるべきか」ハッキリさせることが出来ますので、デザインや価格に惑わされてお買い物を失敗させるリスクを防ぐことが出来るのです。
アロマ加湿器には超音波式がありますが、加湿重視タイプとアロマ重視タイプがあるので選び方も変わってきます。
アロマ加湿器の香り発生メカニズムとは
現在、確認されているアロマ加湿器での香りを発生させるメカニズムは2つあります。
- 水を使う場合
加湿用の水にエッセンシャルオイル(精油)を数滴落として蒸気やミスト(霧)に気化させてアロマを発生させています。
この場合手軽で経済的ですが、オイル(精油)は脂溶性で水には殆ど溶けないのでルームフレグランスとしては少し劣ります。専用のオイルをお選びください。
- フィルターを使う場合
加湿器のアロマ専用のフィルターやパットにエッセンシャルオイル(精油)を数滴原液を染みこませて吸い上げた室内の空気とともに拡散させます。
この場合、手軽でありアロマの香りも効果は見込めます。しかし比較的香りは短時間で長続きはしません。アロマの量を増やせば良いかもしれませんがコスト的に疑問があります。ご自分の鼻が慣れてしまうのかもしれませんが、アロマテラピーってそんなに長時間楽しむものではないのかもしれません。
※個人の感受性の違いにより「アロマ効果」を感じる違いがあります。
アロマ加湿器を選ぶ注意として、加湿器の水タンクに直接オイルを落とす様式とフィルターにオイルを垂らす方式があり、どちらもミスト(霧)や蒸気(スチーム)の力を利用しています。アロマ加湿器の特徴を知って、ご自分にあって使いやすいものを選びましょう。
アロマ重視で加湿機能は二の次の場合
このケースではおおかた「超音波式アロマ加湿器」とか「超音波式アロマディフューザー」を選び「超音波式」をターゲットにしている方が多いです。
熱を使わないで視覚的にもミスト(霧)が吹き出す超音波式のアロマ加湿器は、価格も幅が広くデザイン性も良くなり、おもちゃみたいな超音波式からインテリアにマッチした超音波式まで多種多様で人気があります。
加湿能力は二の次で考えるならオススメですが、使用期間は通年を通して使用できるものの(※1)、なかには加湿能力もそれなりに高いものもあります。
加湿を求めてないものの全体として加湿器の能力は不足しがちですのでご理解ください。超音波式は「アロマディフューザー」のジャンルに属した「超音波式アロマ加湿器」として認識したほうが良いですね。
通年使える「超音波式アロマ加湿器」の選び方
アロマテラピーって冬場だけ使用するものではないことはご存知なはず、もちろん冬場だけ使いたいなら「いらぬお節介」かも知れませんが、年間通じて使う超音波式アロマ加湿器はコンパクトなものが多いです。
アロマテラピーをするための超音波方式なので、従来の加湿器みたいにタンクが大きくなく小さくなります。
したがって加湿機能は求めないでください。なかには対応しているモノもありますが、それならば加湿器重視をお選びいただいたほうが安心です。
注意事項
- 通年使うなら適応畳数表示のないもの(適応畳数表示あれば「加湿重視タイプ」です)
- 加湿能力表示(加湿能力:80ml/h以下)
※ml/h=一時間あたりの加湿量
- アロマオイル(エッセンシャルオイル:精油)は使えるか?水溶性アロマオイルを使用か?
- 加湿能力が抑えられているものの超音波でお部屋にミスト(霧)を吐き出しますので湿度は季節によって上がります。
※1.外気温や湿度によって、さらにお部屋の広さによって使えないケースも有ります。
- 専用のアロマフィルターかアロマパットを使用する物が良いのか、タンクにオイルを垂らすのが良いのかご自分にあった好みでお選びください。
- 超音波のミスト(霧)は室温と同じぐらいで熱くなりません。
- 静かなものの、機種によってはファン音がある
- ミストでの水の消費は早いです。
以上を踏まえて超音波式のアロマ加湿器をお選びください。
アロマよりも加湿機能重視の場合
アロマよりも加湿が主機能だと選んだ方は、特に「ハイブリット式アロマ加湿器・超音波式アロマ加湿器・アロマ加湿器ディフューザー」などのネーミングには惑わされないで以下のことに注意してお選びください。
加湿器重視型の方には「価格のやすさ」で買ってみたら「アロマディフューザー」だったということでお部屋の広さに加湿が適応できていない品でしたなどとトラブルが有ります。
湿度センサー搭載に適応畳数表示の加湿器がオススメ
お部屋の畳数にあった加湿器に湿度センサー搭載を選ばないと「適用不足(畳数に対して)」で水タンクの補給を頻繁に行わないといけませんので「快適な加湿」が出来ないほか、逆に「過度な加湿」を防ぐために湿度センサーはあったほうが良いです。
たとえ加湿器の周りだけを検知するセンサーでも目安になり、冬場のお部屋を「梅雨時」のような湿気の多いお部屋にはさせません。
しかし、デザイン性に優れたアロマ加湿器ほどこの機能は搭載されておらず、適応畳数も表示されていないモノもあり実情を観てまだまだ業界の未成熟さがあらわになります。
加湿器での適応畳数がない場合の対処法
アロマ加湿器で加湿運転「強・虫・弱」しかない場合「一体何畳までの部屋に対応」しているのかと、疑問に感じる時ってありませんか?
せっかく購入したのに能力がお部屋の広さにマッチしていなければ、電気代と水道代を使うのはムダです。
そこで目安を示しておきます、参考にしてください。
- 一畳相当では加湿能力「約50ml/h」必要です。
これはお部屋の造りや空間の質にもより、また外の湿度によっても変動いたしますが、通常6~8畳では「約300ml/h~350ml/h」必要となります。
加湿能力は表示されているのがほとんですから、したがって最大能力(強運転時)がこの場合「約300ml/h以上」であれば6~8畳までの適応畳数と解釈してください。
お部屋の湿度によって残りの「中・弱運転」で湿度調節ができるのです。
もし、ご使用されるお部屋の広さが必要加湿能力にみたない場合は能力不足なので選ばれているアロマ加湿器を選び直してください。
アロマ効果があっても加湿出来なければ加湿重視されている方の要望は満たされていません、電気代と水をムダに使い、さらに風邪予防なども出来ないことが起こるのです。
湿度センサーがない場合の対処法
加湿能力とご使用するお部屋の広さにマッチさせる事ができたなら、湿度センサーがない場合の対処です。
この場合「室内に湿度計」をかかげるほかありません、精度は劣りますが100円ショップで売っているものでも十分です。温度と湿度が測れれば湿度コントロールをご自分でコントロールする目安になります。
- 適切な湿度コントロールとは
風邪予防(インフルエンザウイルス)の活動を抑制する湿度帯は「平均50%以上」ですので「人の活動快適湿度50~70%ほど」とを考えあわせてコントロールいたしましょう。
外気温と湿度の変化で変動するお部屋の湿度は、広さにマッチした加湿器であれば手動で運転を「強・中・弱」でもある程度コントロールできます。そして副機能のアロマも楽しめる事になります。
まとめ
国内の大手の家電メーカーではあまりアロマ加湿器には注目してなさそうなのですが、近年では専業メーカーさんの品揃えも充実し、デザインもインテリアにマッチして個性豊かなアイテムも出揃ってきました。
機能重視の家電メーカーさんもそろそろ無視できなくなってきたのではないでしょうか?
また、アロマの加湿器の話をしましたが、使う目的にあった加湿器やディフューザーを買わなければ結果的に使わなくなります。
個人的にはお部屋のアロマと加湿は別々にして揃えたほうが効果的です。
何かと合わせた機能を搭載した家電製品が多く出回ってますが、組み合わされた機能って便利そうでも使ってみたら役に立たないこともあるのです。