風邪をひいて熱がある時、あなたはお風呂に入りますか?
「赤ちゃんが風邪を引いてるときはお風呂に入っちゃダメ!」と、親や祖父母に言われたことがありませんか?
汗をかいてべたべたしている赤ちゃんや子供、できればお風呂に入れてさっぱりさせてあげたいですよね。
自分で入れそうかどうかを判断できない赤ちゃんや子供たち。
熱があってもお風呂に入れてあげられる判断のポイントと、入り方をまとめてみました。
関連サイト:風邪に効く飲み物と食べ物と言えばなに?
公開日 : / 更新日 :
風邪をひいて熱がある時、あなたはお風呂に入りますか?
「赤ちゃんが風邪を引いてるときはお風呂に入っちゃダメ!」と、親や祖父母に言われたことがありませんか?
汗をかいてべたべたしている赤ちゃんや子供、できればお風呂に入れてさっぱりさせてあげたいですよね。
自分で入れそうかどうかを判断できない赤ちゃんや子供たち。
熱があってもお風呂に入れてあげられる判断のポイントと、入り方をまとめてみました。
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「風邪を引いてる時は、お風呂に入ってはいけない」
このように言われたことがある人はけっこう多いと思います。
私も子どもの頃はそう言われましたし、入らせてもらえませんでした。でも、熱が出て汗をかいた身体は頭の先から足の先まで全てが不快で、着替えただけではちっともすっきりしなかった覚えがあります。
では、なぜダメなんでしょう?調べてみると、どうやら昔の日本のお風呂の環境や習慣に関係がありそうです。
昔の日本では、お風呂は家の外にある事が多かったようです。また、銭湯の利用も多く、熱い湯船に長くつかる入り方をすると、お風呂から上がってから家に戻るまでに「湯冷め」をしてしまい、風邪を悪化させると考えられていたようです。
医学的な見解としては、お風呂に入って汗をかくことで、脱水の進行が懸念されることが大きいようです。
ですので、湯冷めをしないように気を付けて、水分補給がしっかりできていれば、熱があってもお風呂に入れて大丈夫なのです。
赤ちゃんや子供が風邪の時お風呂に入れていいのか?
一歳半の赤ちゃんと5歳の子供をもつ父親です。 彼らが風邪の時熱があるナシにかかわらず、お風呂に入れて良いのでしょうか? 昔は風邪の時はお風呂はダメだと母親から言われました。 今も昔と同じなのでしょうか?
ご相談ありがとうございます。 結論からいうとケースバイケースです。詳しく説明します。 お風呂にいれても良い例は、特に水分摂取がしっかりできている時です。そもそも、お風呂に入れてはいけない理由として、お風呂で汗をかくことによる脱水の進行が懸念されるためです。よって、水分摂取ができていれば入れて頂いて構いません。ただし、熱い風呂に長風呂したりすると、脱水となるため、ぬるま湯に入れたり、シャワーだけで済ませるのをお勧めしています。皮膚の清潔を考慮すると、本人の体調が許す限りでお風呂/シャワーは可能と思います。 逆にお風呂にいれてはいけない例として、水分摂取不良、元気が無い時です。お風呂にいれることで体力や水分、エネルギーを使用するため、このような状況ではお勧めしません。
まずは様子をよく見ましょう。医師の助言を参考にまとめますと。
赤ちゃんの状態チェック
このような症状があるときはお風呂に入ることで脱水が進んでしまう事が心配されますので、お風呂は控えましょう。
上記をチェックして大丈夫そうなら、お風呂に入れる準備をしましょう!
お風呂に入れる際に気をつけるポイントは以下の三つ!
特に気をつけたいのが、①の「水分補給」です。入浴後の水分補給に目が行きがちですが、入浴前にしっかり水分摂取が出来ているかを確認しないといけません。
脱水の見極めポイントは「元気がない」「おしっこの量が少ない」「泣いても涙がでない」「唇が渇いている」「皮膚がカサついている」といったところをよく見てみましょう。
お風呂に入ることで脱水が進んでしまい症状を悪化させることがないように、お風呂前にも水分補給を忘れずにしましょう。
熱がある時、嘔吐や下痢がある時は、水やお茶よりも「経口補水液」による水分補給が推奨されます。
※かくれ脱水については次章で詳しく説明
タオルで身体を拭いてあげるだけでもさっぱりします。洗面器にお湯を張って常に温かいタオルで拭いてあげるように気を付けます。
濡らしたタオルを電子レンジで2~30秒チンすれば、温かい蒸しタオルになります。(上半身用・下半身用でタオルを変える)
いずれの場合も、皮膚の清潔のために、拭く順番も気をつけること。赤ちゃんの沐浴の手順を参考に、顔→頭→上半身→下半身 の順番で拭きます。拭いたらすぐに乾いたタオルをかけて、気化熱で身体が冷えないようにに注意します。
下痢をしている赤ちゃんの場合、おむつかぶれのケアもしてあげたいですね。
お風呂が無理でも、洗面器にお湯でおしり浴をしてあげたり、カット綿にペットボトルの緑茶を含ませて拭いてあげてもいいです。カテキンの抗菌作用の他に保湿効果もあるので、お肌をしっとりとさせてくれます。
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子供も気をつけるべきポイントは赤ちゃんと一緒です。
一番に十分な水分摂取が出来ているかの確認と入浴後の水分補給には十分注意しなければなりません。そして特に気をつけたいのが「隠れ脱水」です。
脱水症は進行するまではこれといった症状が目立ちません。脱水症になりかけているのに、本人も周りも気がつかず、対策が取れていない状態が「かくれ脱水」です。
赤ちゃんは泣く度に、あるいは時間を決めて母乳やミルクを与えられますが、子供は自分から「喉が乾いた」と訴えてくると思いがちで、水分摂取が十分でないことがあります。脱水の種類と正しい水分補給を確認しましょう。
脱水とは、水不足、ではありません。正しくは「水分と電解質」が失われた状態の事です。この「電解質」がとても重要で、水やお茶を飲んだだけでは十分に摂取できないのです。
脱水のタイプをまとめると
気をつけたいのが③です。脱水対策にせっせと水やお茶を飲ませても、身体の中では脱水症状が進んでしまうことになります。風邪を引いている時の水分補給には、「電解質」補給にも気をつけて脱水症を回避しましょう!
「経口補水液」が手に入ります。
風邪や嘔吐下痢の時の水分補給には「経口補水液」がおすすめです。最近はスーパーやドラッグストアで「経口補水液」の飲ませ方は、「ちょっとずつ、頻繁に」が基本です。おむつを替えるたび、トイレに行くたび、出した量と同じくらいを目安に与えます。嘔吐がある時は、まずはティースプーン1杯あたえて様子をみましょう。
吐かないようなら少しずつ量を増やします。
子供が症状が改善されてくると、自分から飲みたがるようになるので、すこしずつ量を増やして、子供が欲しがるだけ与えて大丈夫です。
いつもは一人で入っているけど…。
いつもは一人で入っているお子さんでも、風邪の時のお風呂はなるべく一緒に入ってあげるか、そばについてお手伝いしてあげましょう。手早く済ませるようにして、体力の消耗を防ぎます。スキンシップで不安な心を和らげて安眠につなげましょう。
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身体を休めるには自律神経を副交感神経優位にすると良いです。
ぬるめのお湯(38~40℃くらい)にゆっくりつかると副交感神経のスイッチがはいりますが、風邪の時のお風呂では長湯は禁物です。
無理をしないで、気持ちいい程度に留めましょう。
鎮静作用のある精油(ラベンダー、カモミールなど)を1~2滴洗面器に張ったお湯におとして芳香浴をするのもいいです。
ただし、赤ちゃんのアロマについては月齢、精油の種類など諸説があります。
判断に迷うようならアロマには頼らなくていいと私は思います。。赤ちゃんにとってはお母さんの匂いが一番落ち着く匂いだそうです。
赤ちゃんの副交感神経スイッチをオンにするには、背中やおしりをトントンとリズムよく叩いてあげるといいでしょう。
熱いシャワーは逆に交感神経を働かせてしまいますので、シャワーの場合もぬるめのお湯にしましょう。
いかがでしたか?
赤ちゃん、子供が風邪で熱がある場合のお風呂についてまとめました。
水分補給・湯冷め・体力消耗に気をつけて、お風呂に入れて気持ち良くしてあげましょう!
お子さんがさっぱり気持ちよく休めるといいですね!
[…] 参考サイト>>風邪の時お風呂は熱があっても入れる?子供の入り方コツ […]