お気に入りの生地(ファブリック)を使ったファブリックパネルをお部屋のアクセントに飾りたいと考えるものの、パネルに使うボードの素材がわからない方が多いですね。
市販されているものから、自作までのボード選びのためには目的を考えて素材を選ばなければいけません。
壁に飾るのか?棚に置くのか、本格的に飾るのか?カンタンに作りたいとか、または賃貸マンションだから壁などを傷つけたくないとか飾る方によって選択肢はマチマチです。
ファブリックパネルを飾る前に知っておきたいボード選びのアドバイスです。
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お気に入りの生地(ファブリック)を使ったファブリックパネルをお部屋のアクセントに飾りたいと考えるものの、パネルに使うボードの素材がわからない方が多いですね。
市販されているものから、自作までのボード選びのためには目的を考えて素材を選ばなければいけません。
壁に飾るのか?棚に置くのか、本格的に飾るのか?カンタンに作りたいとか、または賃貸マンションだから壁などを傷つけたくないとか飾る方によって選択肢はマチマチです。
ファブリックパネルを飾る前に知っておきたいボード選びのアドバイスです。
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ファブリックパネルのボード選びにはいくつか素材の候補は有りますが、代表的なものをあげております。
ボードを包むように生地を折りたたんでいくのがファブリックパネルの特徴ですが、時間の経過とともにファブリック(生地)をキレイに引き伸ばし続け「たるみ」や「シワ」が発生しにくいものを選びましょう。
ボード素材 | 特徴 | 安定感 | 取付評価 |
---|---|---|---|
木製パネル (ファブリック用) |
市販されているボードや自作パネルまで自由自在 | 布の歪みやたるみは無く質感と適度な厚みで安定感あり | 壁や棚に飾りやすいが壁には取付金具が必要、安全性は優れている |
板(合板) | 何処にでもある板を目的に合ったサイズにカット | たるみや歪みは無いものの板がソル恐れあり、補強がいる時も | 壁には取付金具が必要で、ボードの裏面の始末に手間がかかる |
発泡スチロール | 市販されているスチロールをカットして使用 | パネルの柔らかさにより歪み・たるみが起こる | ボード素材の軽さで場所を選ばず取付可能です |
断熱材 | ホームセンター等で販売している素材をカットして使用 | パネルの柔らかさにより歪み・たるみが起こる時がある | ボード素材の軽さで場所を選ばず取付可能です |
木製パネル(ファブリック用)は市販されているボードを手に入れることで生地に強いたるみにくいパネルを簡単に手に入れることができます。
ホームセンターで板と枠木を手に入れて接着剤(木製用)と「ガンタッカー」で打ち込むことでカンタンにファブリックパネルのパネルが出来上がります。
ガンタッカーは誰でも使えるDIY工具で、ホッチキスの強力版です。薄い合板でも貫通するすぐれもの、女性の力でもカンタンに打ち込めます。
※ガンタッカーはファブリックパネル作成には必需品です。
やはり、ファブリックパネルには木製用のボードが良いですね。
サイズも豊富で質感と適度な厚みでCOOL!なのです。
友達へのプレゼント用に、子供の写真を飾り付けするのに最適です。
何処にでもある板を再利用したり、家具の扉なども活用している方もおられます。
板は無垢の一枚板であれば、大きさにもよりますが厚いタイプがよいでしょう。薄ければソル恐れがあります。
その場合裏面に補強しなければなりません。
※補強するなら木製ファブリックパネル枠を使うのと同じことなのです。
合板であれば縦横方向にチップを固めておりますので反りは少ないです。
ただ、壁に取り付けるため裏面に金具や生地の後始末をしなければならないため、あまり薄い板ですと表面に金具のネジが飛び出てしまいます。
手っ取り早く最もカンタンに作る方法はこれですが、市販の木製パネルとガンタッカーがある方には逆に手間がかかります。
発泡スチロールの場合最初は良いのですが、時間が経つに連れて布がたるみみっともない状態になります。
断熱材(発泡ポリスチレンフォームの断熱材)を使ったパネルも同様で注意が必要です。
しかしこれらの素材を使ったパネルは軽く、しかも壁への取付が容易なのです。
両面テープで壁に直に貼り付けるか、マスキングテープ(壁用)を使えば両面テープの剥がし跡も残りません。
パネルの特徴を活かして活用ください。
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ファブリックパネルのサイズ選びに遭遇すると、何気なく考えていた自分の甘さを痛感する時があります。
なぜなら「生地のデザインを活かす重要なボードサイズはどのくらいなのか?」と考えて立ち止まってしまう人も多いのです。
また、生地のデザインを活かす他にもパネルサイズの最適化にはお部屋の間取りも関係してきます。
最適なパネルサイズの法則としていくつか上げてみましょう。
サブロクとは日本建築での建材の比率です。このサブロクの代表格は壁のボードや畳などでおもにサブロク=(900㎜X1800㎜)の組み合わせになります。
この比率を利用して家やお部屋を構築しているのがサブロクの比率といいます。
また窓の幅や扉の大きさも基本的にはこの比率を使っているので、自然と残りの壁の比率もサブロクになっていることが多いのです。
よくある事例として家電製品でのエアコンや冷蔵庫などはメーカーがこのサブロクを意識しているためどちらかのサイズに当てはまるケースが多いのです。
正方形
長方形
正方形のパネルでのボードサイズでは単体で使うこともあります。どちらといえば大判の大きなものを用いていますが実は複数を使って飾っているケースが多いのです。
写真のように同一生地を切り離して同じサイズの正方形パネルに貼り付けてデザインをつなげている飾り方を見たことはありませんか?
もちろんデザインの違った生地を使って飾るやり方もありますが、どちらにしても正方形のパネルを複数使っているのです。
これも「サブロクの法則」を使った飾り方で鑑賞者に広がりのイメージを与えて感性を刺激しています。
ことが古来より日本建築において実証されているのでしょうね。
ポスターやカレンダーなどもこのサブロクに近い比率を利用しており、この法則を使った壁の装飾はあなたのお部屋を見渡しただけでも案外多いのではないでしょうか。
ファブリックパネルのサイズを最適化するには「サブロクの法則」も押さえておきたいです。
テレビやPCのモニターの画面サイズ比を表すのが「画面アスペクト比」といいます。
ブラウン管からフラットパネルデイスプレイによっては測定値が異なるものの、ブラウン管では「4:3」から始まり今では「16:9」となり2Kや4Kテレビにおいてはピクセルの違いにより進化し続けています。
また、映画館での画面比率は特異で「16:9」より横幅が広くなっています
この画面アスペクト比は「人の視覚に入る最も適した画面」を追い続けているもので、今でも進歩しています。
この「画面アスペクト比」を意識すると、人の視覚に馴染みやすいパネルサイズを見つけることができます。
比率から見るとサブロクの法則とよく似ている共通点がありますが、押さえておきたいファブリックパネルのボードサイズ選びのポイントです。
ファブリックパネルを飾る場所は?どんな空間に飾るのか?飾る方の目的よって様々なケースが有ります。
リビングに飾るのか、玄関なのかトイレなのかプライベートルームなのかによってもサイズは重要です。
でも今回紹介した
どんなお部屋の壁にもマッチしやすい点がメリットなのです
ちょうどいいスペースが見つかるのですから違和感なく飾ることができてしまうのが不思議ですね。
通常は、ファブリック生地のデザインを活かすことを意識してパネルのサイズを選ぶ方が多いのですが、実はこのようにお部屋の造りを意識したパネルのサイズを選ぶことも重要なことなのです。
ファブリックパネルの形状はなにも正方形だけではありません。長方形や楕円型・半円だって良いのですよ、三角形などのパネルでもファブリック生地のデザインによってマッチするものもあるのです。
既成概念にとらわれずに、あなたのイマジネーションを刺激してオリジナルなファブリックパネルを作ってみてください。
形状の他にはパネルの大きさも大切です。
なぜなら生地のデザインが大柄の北欧系だとすれば、パネルの大きさがコンパクトならば生地のデザインを活かすことができなくなります。
ボードの素材のほかパネルの大きさも生地特徴をよく考えられて、デザインに合った大きさを選びましょう。
ファブリックパネルはだれでも手軽に作れることから、お部屋を飾るマストアイテムになりつつありますが、飾る前にオーナーさんの飾る目的に合わせてボードを選ばなければ、せっかくのお気に入りの生地でのデザインを活かせなくなる時があります。
生地のデザイのほか素材や形状、そして大きさも関係してきますのでお部屋全体を見渡してトータルコーディネイトしてください。