トリートメントとコンディショナーやリンスの使い方は?違いや順番!
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美容室でパーマやカラーをして、大満足で帰宅した後、予想以上に髪が傷んでしまってびっくりしたことないですか?
とりあえず、トリートメントを使って、傷んだ髪のケアをしてみようと思っても、リンス・コンディショナー・トリートメント・ヘアパックの違いがよくわからない方、意外と多いと思います。
枝毛・切れ毛・パサつきといった髪の傷みが気になる時、何を使って、どのようにケアしたらいいのか、調べてみました!リンス・コンディショナー・トリートメント・ヘアパックの違いと使い方を知って、正しいヘアケアを目指しませんか?
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トリートメントとコンディショナーやリンスの効果的な使い方
髪の毛が傷んでいるな、と感じる時ってどういう時ですか?
艶がなくなったり、指どおりが悪いな、というところで気がつく方が多いのではないでしょうか。
そんな時、髪の毛はどのような状態でしょうか?
髪の毛の特性を知ってトリートメント コンディショナー リンスの使い方を知ろう
髪は大きく分けると3つの層で構成されています。外側から順にキューティクル・コルテックス・メデュラと言いますが、、形状は違えども、これらの主な成分はタンパク質です。
そのタンパク質はアミノ酸から出来ています。(一般的にアミノ酸シャンプーが髪に良い、とされる理由は、洗浄成分が髪と同じだから、髪を傷めにくいことにあります。)
キューティクル:一番外側にあり、かたいタンパク質が主成分です。うろこ状の物が何枚も重なって、髪の内部を守っています。濡れた状態だと傷がつきやすいので、乱暴な洗い方やブラッシングは禁物です。
キューティクルの最表面には「MEA(18-メチルエイコサン酸)」という脂質成分があり、髪のツヤや手触りを左右するのですが、紫外線やヘアカラーで簡単に失われてしまいます。
たった一度のヘアカラーでなんと80%のMEAが失われるそうです!トリートメントに配合しても髪には定着しません。
コルテックス:髪の85~90%を占めるコルテックスは、繊維状のタンパク質が主成分です。この部分のタンパク質・脂質・水分量のバランスで、髪の柔軟性や太さが変わります。
傷んだ髪の毛はその傷からタンパク質や脂質が流れでてしまい、ツヤがなくなり、手触りも悪くなってしまいます。
メデュラ:髪の中心にあり、やわらかいタンパク質が主成分です。外的な刺激によって空洞ができてしまうと、髪が色あせてしまいます。
表面のキューティクルが傷つくと、髪の毛の内部成分がどんどん流出してしまい、髪の内部の傷みが進行していきます。主に毛先から毛根に向かってダメージは進行します。
髪の毛には自己修復能力がないので、毛先の痛みに気がついたら、毛先をカットしてダメージの進行を食い止めるのが最善策ですが、それ以上傷めない為の正しいトリートメントがとても重要になってきます!
髪の毛スペシャルケアをさらにスペシャルに!
美容師さんお勧めの、自宅で出来るトリートメントのスペシャルケアをご紹介します。いつものケアと比べるとちょっと面倒ですが、効果は絶大です!
トリートメントに含まれるアミノ酸が、失われたタンパク質を填補して、表面を油分でコーティングしてくれます。ただし、長く定着はしないので、定期的にケアをしないといけません!
用意するもの
- 蒸しタオル(濡らしたタオルを固く絞ってレンジで1分チン!するだけでOK!)
- シャワーキャップ
- お好みのトリートメント(※リンス・コンディショナーは基本髪に浸透しませんので、長く置いても無意味です。)
※トリートメントの前にシャンプーをして、髪と頭皮の汚れを落して、タオルドライしておく。
やり方
- 蒸しタオルを作る
- その間にトリートメントをつける。この時髪全体ではなく、毛先から中間くらいまでで良い。
- 蒸しタオルで頭を包み、その上からシャワーキャップを被る。
- そのまま15分ほど時間を置き、最後にしっかりとすすぐ。
※すすぎはしっかり確実に!すすぎ残しは頭皮トラブルの原因になります。
それでもまだ髪の傷みが気になるなら・・・
仕上げに、洗い流さないトリートメント=アウトバストリートメントがおすすめです!
洗い流さないので、補修効果が高いのが特徴です。色々な種類がありますが、髪質・トラブルに合わせて選びましょう。
- オイルタイプ
パサつきが気になる時に。つけすぎるとベタつきや髪の質感が重くなりますので、少量を毛先になじませましょう。オイルなので、乾いた髪につけるものが多いですが、タオルドライ後の濡れた髪になじませてドライヤーで乾かすものもあります。
- クリームタイプ
ボリュームを抑えたい方に。タオルドライ後に適量をなじませ、ブローするといいです。
- ミルクタイプ
髪が細い方に。髪が細い方はあまりトリートメントをやりすぎると、髪の質感が重くなってしまうようです。つけすぎに注意しましょう。
髪の傷み方にもよりますが、まずは1~2週間に1回のスペシャルケアで様子をみてみましょう!
先ほども書いたように、髪の毛には自己修復能力がないので、一度傷んだ髪の毛は元には戻りません。ですから定期的に保湿・補修をする必要があります。
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リンスとコンディショナーとトリートメントやヘアパックの違いは?
リンス・コンディショナー・トリートメント・ヘアパック、何が違うの?
一般的な解釈として・・・
- リンス・コンディショナー
髪の表面をコーティングして、乾燥を防いだり、指どおりを滑らかにする。髪になじませたらすぐに洗い流す。
- トリートメント・ヘアパック
髪の内部に成分を浸透させて、髪の状態を整えたり、髪の傷みをケア・補修する。髪になじませてしばらく時間をおいてから洗い流す。
これでほぼ間違いないようなのですが、実際のところ明確な基準や規格がない為、商品をよーく見てみると、、「トリートメント効果もあるコンディショナー」や、「コンディショナー効果もあるトリートメント」といった、ちょっとややこしいものが多数存在していました。
メーカー側の売るための戦略として、「イメージ」はとても重要です。「リンス」より「コンディショナー」の方が効果が高そう。であったり、「コンディショナー」より「トリートメント」の方が効果が高そう。といった消費者のイメージが商品には大きく反映されていることを知っておいた方がよさそうです。
使い分けるポイントはココ!
上記をふまえて、使い分けるポイントとしては、
通常のデイリーケアとして、髪になじませてすぐにすすいでも、髪の表面の保護をしてくれる「リンス・コンディショナー」または、なじませる時間が短いタイプの「トリートメント」
髪の傷みが気になる場合には、髪になじませて数分置いて髪の毛の補修成分(アミノ酸やシリコン、オイル)を髪の内部に浸透させる「トリートメント」
さらに1~2週間に一度のスペシャルケアとして、前述のトリートメントの蒸しタオルパックやヘアパック。髪の状態によってはさらにアウトバストリートメントを追加
このように、髪の毛の状態とケアにかかる時間を考えて選ぶといいと思います!
シャンプーとリンスとトリートメントやコンディショナーの順番はどうしているの?
使用する際の順番を確認します。
大事なのは使う順番!
使用する順番が違えば効果も半減します。
シャンプー(洗浄)→トリートメントまたはヘアパック(保湿・補修)→リンスまたはコンディショナー(コーティング)
私は今まで勘違いしていて、いつものケアに追加のトリートメントだから、シャンプー→リンス・コンディショナー→トリートメントの順番だと思っていました。(ノ∀`)アチャー
でも、これだと先に髪の表面をコーティングしてしまうので、せっかくのトリートメントが浸透しにくくなってしまうんですね!
私と同じ勘違いをしている方は、正しい順番に訂正してくださいね!
もうひとつの大事なケア
忘れてはいけないのが、「今以上に髪を傷めない」という事です。
カラーやパーマを繰り返し施術すると、髪はどんどん弱っていきます。お休み期間を設けましょう。
髪が一番痛んでいる場所は、毛先です。そこから毛根に向かってダメージが拡がっていきます。
毛先を少し切るだけでも、ダメージの進行を遅らせることができます。髪を伸ばしているときでも、たまには毛先をカットしてもらった方がいいですよ!
髪がもつれたままシャンプーをすると大ダメージです。濡れた髪はキューティクルが傷つきやすくなっています。お風呂に入る前のブラッシングでもつれをなくして、シャンプー後のタオルドライは優しくはさむようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
リンス・コンディショナー・トリートメント・ヘアパックの違いについてまとめると…
- リンスとコンディショナーはほぼ同じ機能で、髪の表面をコーティング
- トリートメントとヘアパックはほぼ同じ機能で、髪の内部に働き、保湿・補修をする
そして、傷んだ髪のケアについてまとめると…
- 今以上に傷めないように気をつける
- 痛みの程度に応じてリンス・コンディショナーorトリートメント・ヘアパックを使い分ける、または併用する
- 併用する場合の正しい順番は、トリートメント・ヘアパック(髪の内部の補修)が先で、その後でリンス・コンディショナー(髪の表面のコーティング)
- 1~2週に1回のスペシャルケアで美髪をキープ!
- すすぎが重要!すすぎ残しは頭皮トラブルの元!
自宅で出来るヘアケアで、髪の悩みとサヨナラしましょう!