いまでは日本人にとってなじみ深いクリスマスですが、そもそもクリスマスとはいったい何なのでしょうか?
クリマスキャンドルからクリスマスの意味を紐解いていくことにしてみました。
クリスマスの意味を知ったうえで飾り方をアレンジしたキャンドルは、意味深いものになりますよ。
クリスマスの時期が近づくと、子供や大人などすべての人たちが心躍るシーズンとなってきます。
恋人同士でクリスマスキャンドルを灯して聖なる夜を過ごしたり、友達同士で楽しいクリスマスパーティーを開いたりもします。
オーナメント(飾り)でも用いられるキャンドルは、クリスマスを彩るのに一役買っています。
市販されているキャンドルを利用するのもいいですが、自分でアレンジして飾り方を工夫すればもっと素敵なクリスマスを演じることができます。
クリスマスの起源とクリスマスキャンドルの意味とは?
12月25日のイエスキリストの誕生を祝う事がクリスマスの起源と言われています。
クリスマスを祝うことが重要なイベントだと思われがちですが、クリスマスの準備をすることからとても重要な行事であることを知っている人は少ないと思います。
クリスマス・キャンドルを灯す意味とは
さて、電気があって明るいのに、なぜクリスマスにはキャンドルを灯すのだろうと疑問に思う人もいるかもしれません。
クリスマスキャンドルは、この世を照らす光としてキリストの象徴であり、意味を持ったアドベントキャンドルを灯すことでキリストの生き方を象徴しているというわけです。
照明という意味合いよりも礼拝する上での象徴的な意味合いがあるということなんですね。
アドベントキャンドルとは
本来はクリスマスの12月25日当日よりも、それまでの準備期間がとても大事な期間であると考えられています。
クリスマスイブの直前の日曜日から数えて4週前の日曜日からクリスマスの準備を始める風習を「アドベントキャンドル」と呼んでいます。
アドベントキャンドルとは、クリスマスリースに4本のろうそくを並べ、毎週日曜日に1本ずつキャンドルを灯していき、4週目の日曜日には4本すべてのキャンドルを灯していくという行事です。
5本目のキャンドルをを真ん中に立てる場合もあります。最後の5本目はクリスマスイブかクリスマス当日に火を灯します。
この、4本または5本のキャンドルですが、1本1本に名前と意味があります。
アドベントキャンドルの由来
- 1本目「予言のキャンドル」
このキャンドルは希望を意味しています。将来素敵な希望ある未来を願って灯します。
- 2本目「天使のキャンドル」
このキャンドルは平和を意味しています。家族の平和や世界の平和を願って灯します。
- 3本目「羊飼いのキャンドル」
このキャンドルは喜びを意味しています。日々楽しく喜んで生活できることに感謝して灯します。
- 4本目「ベツレヘムのキャンドル」
このキャンドルは愛を意味しています。周りに愛を注いで生きていることに感謝して灯します。
- 5本目「キリストキャンドル」
このキャンドルはイエス・キリストの誕生を祝うために灯します。
クリスマスの1ヵ月も前から当日に向けて準備をすることで、日々の生活に感謝しながら生きていくという大切なイベントがアドベントキャンドルなのです。
現在はクリスマスはイベント化され、パーティーやプレゼント交換といった意味合いが強くなっています。
そんな中でもキャンドルをさりげなく利用して本来のクリスマスを演出してみてはいかがでしょうか。
クリスマスキャンドルをアレンジした素敵な飾り方!
クリスマスキャンドルは、クリスマスにとって重要な役割を担っています。
そんなことから、素敵なキャンドルが販売されたり手作りキットが販売されていたりもしています。
クリスマスは準備期間の1ヵ月前から始まっていることは、先ほどお話した通りです。
アドベントキャンドルを作って飾ってみよう
1ヵ月もあるのだからキャンドルは手作りをして12月25日のクリスマスを待つというのも、素敵な過ごし方です。
まずは、アドベントキャンドルを作ってみましょう。
教会では、アドベントキャンドル用のリースは、もみの木や松などの常葉木の枝で輪を作っています。
そこに紫のリボンをつけて飾りつけ、輪の中に4本(5本)のローソクを立てています。
これを参考にすると、用意するものは次のようになりますね。
アドベントキャンドル作り方
- 常葉木のリース
- 紫のリボン
- ローソク(4本または5本)
- アレンジ用にクリスマスのオーナメント
- 剪定バサミかハサミどちらかを使います。
- スペースに合わせた「お皿」や「テーブルかトレイ」
手作りしたアドベントキャンドルを灯しながら、家族で過ごす日曜日の夜。
今年はクリスマスまでの日曜日、毎週楽しみが増えますね。
クリスマスキャンドルのアレンジ方法
クリスマス当日もキャンドルを使って、クリスマスディナーを華やかにコーディネートしましょう。
テーブルもクリスマスのためにアレンジされて、普段とは違ったテーブルコーディネートにすれば、より一層雰囲気も高まります。
アドベントキャンドル以外にも、テーブル上にキャンドルを配置して素敵な光で演出をしてみましょう。
キャンドルを子供とプチ手作り
お子さんが小さいご家庭では、子供と一緒にキャンドルをプチ手作りしてみると楽しいですね。
キャンドルリレー用の「ミニグラスキャンドルボトル」にちょっとひと手間加えます。
クラス部分に、お気に入りのマスキングテープを直接貼り付けるだけです。
これならお子さんも簡単に楽しくアレンジすることができますね。
参考サイト:カンタンにはがせるクリスマス用マスキングテープとは
キャンドルを利用して雰囲気のあるクリスマスディナー
大人だけのクリスマスディナーなら、手持ちのキャンドルをキャンドルホルダー、ミラーシュカップ、オーロラカップに入れるだけで、キャンドルの炎が幻想的に広がって美しさを演じてくれます。
クリスマスディナーのテーブルコーディネートに利用するキャンドルですので、選び方も大事になってきます。
普段だったら素敵な香りを漂わせてくれるアロマキャンドルは使用しないでください。
せっかくのクリスマスディナーの香りを邪魔しないように、香りのない無臭のキャンドルを選ぶといいでしょう。
また、テーブルから22~23センチの高さのものは人の顔に明かりを灯してくれます。
この高さのものと、低いキャンドルを組み合わせてテーブルコーディネートすると素敵な明かりの演出が生まれます。
参考サイト:クリスマスに使えるキャンドルホルダーとは
キャンドルってローソクだけではないのです!
クリスマスのキャンドルって「ローソク」だけではないのです。キャンドルの中には「リキッド」タイプも有るのはご存知でしょうか?
ガラスやプラスチックの密封が出来る専用容器に天然ガスを原料にした液体で、アルコールと違い揮発性が低いので火を近づけても引火しないのです。そのため芯糸を使い火を灯します。
安全な灯火なのでクリスマスから始まって年間通じて家族や仲間のイベントにも活用できるスグレモノです。
シンプルでオトナ好みのCOOL!なキャンドルなのです。
参考サイト:クリスマスにも使える「リキッド・キャンドル」とは
まとめ
元々のクリスマスの起源からすると、日本のクリスマスは家族や友達、恋人と楽しく過ごすといったイベント的な催しとなっており、宗教的な意味合いはほとんど感じられません。
しかし、そんなイベントの中にも忘れられた本来の宗教的な意味合いが随所にちりばめられています。
その中の一つがキャンドルであり、オーナメントとしても大事な役割を果たしています。
今年のクリスマスは、本来のクリスマスを意識して今までとは少し違った角度からクリスマスをお祝いしてみるのもいいかもしれませんね。