風邪が流行り出すと次に来るのはインフルエンザです。ワクチンを接種して対策を打てますが、インフルエンザ予防接種は赤ちゃんは受けるべきか悩むお母さんもいると思います。
予防接種をするにあたり、適切な時期もありますのでスケジュールをしっかり立てておく必要もあります。
予防接種をしてもインフルエンザにうつることもあります。自宅での看病の仕方についてもまとめました。
参考サイト:インフルエンザの予防接種は赤ちゃんに必要?
参考サイト:加湿器を使ってウイルスの生存率を下げる方法
風邪が流行り出すと次に来るのはインフルエンザです。ワクチンを接種して対策を打てますが、インフルエンザ予防接種は赤ちゃんは受けるべきか悩むお母さんもいると思います。
予防接種をするにあたり、適切な時期もありますのでスケジュールをしっかり立てておく必要もあります。
予防接種をしてもインフルエンザにうつることもあります。自宅での看病の仕方についてもまとめました。
参考サイト:インフルエンザの予防接種は赤ちゃんに必要?
参考サイト:加湿器を使ってウイルスの生存率を下げる方法
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寒くなってくるとインフルエンザが気になりだしますよね。インフルエンザ予防接種は赤ちゃんは受けるべきなのでしょうか?
家族そろってインフルエンザ予防接種を受けると思いますが、赤ちゃんがいるご家庭では「うちの子って摂取できるのかしら?」と気になる方も多いと思います。
のでしょうか。
インフルエンザワクチンの接種は、生後6カ月以上から摂取することができます。
1回0.25mlを2回接種します。
日本では、インフルエンザは例年12月~3月頃に流行し、例年1月~2月に流行のピークを迎えています。ワクチン接種による効果は、摂取してから2週間程度必要となってきます。
生後6カ月からインフルエンザ予防接種ができますが、「1歳まではワクチン打っても有効性がないから摂取する必要ないよ。」というお医者さんもいます。
厚生労働省から、乳幼児におけるインフルエンザワクチンの有効性について次のように記載されています。
在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発症を予防することや、発症後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。
乳幼児のインフエルエンザワクチンの有効性に関しては、報告によって多少幅がありますが、概ね20~50%の発病防止効果があったと報告されています※。また、乳幼児の重症化予防に関する有効性を示唆する報告も散見されます。(参考:Katayose et al. Vaccine. 2011 Feb 17;29(9):1844-9)
※1.平成14年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「乳幼児に対すインフルエンザワクチンの効果に関する研究(研究代表者:加地正郎(久留米大学))」
※2.平成26年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業「ワクチンの有効性・安全性評価とVPD (vaccine preventable diseases)対策への適用に関する分析疫学研究(研究代表者:廣田良夫(医療法人相生会臨床疫学研究センター))
このことからも、乳幼児へのワクチンの有効性が確認されています。
インフルエンザワクチンを打たない担当医だった場合で、親がどうしても摂取させたいと考えている場合は、別の小児科を探してみるといいでしょう。
インフルエンザと他の予防接種を同時に摂取することは可能です。
インフルエンザに限らず、どの予防接種を同時に摂取しても問題ないとされています。
日本小児科学会から「日本小児科学会の予防接種の同時接種に対する考え方」が次のように発表されています。
このことから、インフルエンザワクチンと他の予防接種との同時接種は、保護者と医療関係者の時間的負担の軽減においても有効で、国内では新生児をワクチンで守る必要な医療行為としています。
私の同時摂取の体験談
うちの子は予防接種をする時に、同時摂取をしました。両手両足に1本づつ、計4本を同時に打ちました。
大泣きしましたが、特に副反応もなく元気に過ごしていました。
同時摂取をすると、親の時間的負担が減るし予防接種のスケジュール管理も軽減します!
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インフルエンザも気になるところですが、赤ちゃんは定期接種がたくさんあります。
インフルエンザも気になるところですが、赤ちゃんは定期接種がたくさんあります。
まずは、インフルエンザワクチンを接種する前に定期接種を適正な時期に接種させてあげましょう。
そのうえで、任意接種であるインフルエンザワクチンをどのタイミングで摂取させるべきかスケジュールをたてましょう。
まず、
他にもBCGやヒブ、MRといった任意接種もあります。
参考サイト:赤ちゃんのロタの予防接種は必要か?
参考サイト:赤ちゃんのロタウイルスの予防接種の料金は?
たくさんワクチンを接種しますが、同時摂取できるので病院へ行く回数はそんなに多くありません。
インフルエンザの季節を鑑みて、予防接種の優先順位を決めましょう。
出典: 予防接種スケジュール
赤ちゃんにインフルエンザの予防接種を受けさせたからといって、必ずしもインフルエンザに掛からないわけではありません。
先ほど挙げたように、ワクチンを接種しても20~50%の発病防止効果があるだけです。つまりインフルエンザに感染したら、50%~80%の赤ちゃんは発病してしまうわけです。
きちんと予防接種をしたのに、赤ちゃんがインフルエンザになってしまった場合はどのように対処したらいいのでしょうか。
日本小児学会の指針では、1歳未満の赤ちゃんがインフルエンザに掛かった場合でも、薬の投与は推奨しないとされています。
*)日本小児科学会「2010/2011 シーズンのインフルエンザに対する出生後早期の新生児への対応案
**)添付文書には記載はないが、安全性のデータが蓄積されてきており、十分な説明を行った上で、投与を考慮することが必要です。
***)呼吸器疾患のある10歳以上の小児には、中枢神経系症状などの副作用について注意を行った上で投与を考慮することが必要です。
つまり、インフルエンザになったからといって病院へ行っても薬をもらうことはできないんです!
薬をもらうことができないとしたら、どのように看病すればいいのでしょうか。
1歳未満の赤ちゃんがインフルエンザに感染した場合、薬での治療ができません。
ママが自宅で看病することになります。
赤ちゃんがインフルエンザになった時の看病のポイントをまとめました。
参考サイト:赤ちゃんが風邪の時お風呂は熱があっても入れる?
参考サイト:風邪に効く飲み物と食べ物と言えばなに?!
呼びかけに反応しない、呼吸が荒く苦しそうというように、急激に悪化してしまったと感じたらすぐに医師の判断を仰ぎましょう。夜間や休日であっても病院へ行ってください。
いかがでしたか?
インフルエンザ予防接種を赤ちゃんが受けるべきかどうかについてまとめました。
6カ月以上から摂取できますので、担当医と相談してワクチン接種の時期やタイミングを選ぶといいですね。
タグ : インフルエンザ