結露の悩みは寒さ厳しい季節に、おもに窓で発生して多くの人を困らせております。
いろいろな結露対策で窓の対処法があるものの、その場限りやごく短期間の効果などで抜本的な解決法にはたどり着けません。
ここでは結露の基礎から始まって効果的な結露の対策まで紹介しております。
結露の原理から知ることにより対策も理解できて、今流行りのペアガラス(二重サッシ)を使った効果まで理解できます。
まで紹介しています。
参考サイト:結露対策で窓にプチDIYで内窓を作った!
公開日 : / 更新日 :
結露の悩みは寒さ厳しい季節に、おもに窓で発生して多くの人を困らせております。
いろいろな結露対策で窓の対処法があるものの、その場限りやごく短期間の効果などで抜本的な解決法にはたどり着けません。
ここでは結露の基礎から始まって効果的な結露の対策まで紹介しております。
結露の原理から知ることにより対策も理解できて、今流行りのペアガラス(二重サッシ)を使った効果まで理解できます。
まで紹介しています。
参考サイト:結露対策で窓にプチDIYで内窓を作った!
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窓の結露の話の前に知っておきたい「湿度と温度の関係」があります。
これが分からないと結露問題でお悩みの方には「どう対処する」という行動がとれなくなるからです。
空気には水分が含まれているのはご存知でしょう。目には見えませんが「水蒸気」として空気中の気体に存在しているのです。
みんなが湿気のことを温度とともに表す言葉に湿度というものがあります。この湿度には「絶対湿度と相対湿度」という2つの呼び名があります。
一般に使われているのが「今日は湿度50%だね」というのは相対湿度を指していることをご理解ください。
空気が水分を含むことができる量は温度によって決まっています。
空気(空気くん)が水分を積み込める量(トラック台数)はあらかじめ決まっていると解釈すればわかりやすいでしょう。
そして、水分量(水分を積み込んだトラック)の数がこの場合「絶対湿度」となります。
一方、水分を積み込める量(トラック台数)に対して実際に水分を積み込んだ量(水分を積み込んだトラック)の割合を表した数値が、一般に使われている湿度となります。これを「相対湿度」と申します。
絶対湿度と相対湿度の違い、お分かりになりましたか?
まとめ
よく「暖房によって部屋の温度を上げすぎると空気を乾燥させてしまいがちになるのはナゼ?」と聞かれます。
温度の変化によって空気(空気くん)が水分を積み込める量(トラック台数)は変動します。
温度が高くなると空気(空気くん)に含むことができる水分量(トラック台数)は多くなります。
逆に温度が低くなると空気(空気くん)に含むことができる水分量(トラック台数)は少なくなります。
例えば室温12℃で水分を積み込める量(トラック台数)は12台で、実際に水分を積み込めている量(水分を積み込んだトラック)の数は6台だと致しますと・・・湿度(相対湿度)は50%になります。
室温25℃になれば、水分を積み込める量(トラック台数)は27台にも増えています。しかし、実際に水分を積み込めている量(水分を積み込んだトラック)の数は6台のままなので・・・湿度(相対湿度)20%に変化します。
※エアコン使用時において計測しております。
まとめ
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結露とは空気が積み込めることができる水分量(トラックの台数)を超え始めると、気体から液体へと戻り温度差の激しい場所に水滴となって現れますこれが「結露」なのです。
また空気が冷やされると水分を積むことができる量(トラックの台数)が減り始めて、積み込めていた量(水分を積み込んだトラック)から水分を降ろさなければなりません。
暖房26℃湿度50%なのにナゼ?結露がでるの!
暖房26℃湿度50%なのに、なぜ結露がでるのでしょうか?決して過度な加湿はしておりません。
室温26℃湿度は50%を保っているのに窓には結露が発生して困っております。
結露の原因と解決法はあるのでしょうか。
冬場の寒さ厳しい時、室内の空気の温度(26℃)と湿度(50%)が適切な状態でも窓に結露が発生致します。もちろん過度な加湿は結露をまねきますが、特に窓辺は外気と接する温度差が最も激しい箇所だからです。
空気は冷えると水分を蓄える量が減っていきます。
※(例:上記のトラックの台数参照のこと)
今まで積み込まれていた水分が積み込めなくなり、水分を下ろしていく状態、すなわち気体から液体に変わり温度差の激しい窓や壁などに結露として水滴がつくのです。
この場合カーテンを閉めても断熱効果は見込めるものの、空気が動かないので結露はおきてしまいます。
一番簡単な方法は、冷やされた空気を動かすことが大切です。
冷やされて結露が発生する前に、飽和状態になった空気をお部屋の外に追い出せは良いのですが、これを行うのは「換気」が必要なのです。
でも、寒さ厳しい時期に暖房しながら空気の入れ替えをするのは非効率なので、換気の仕方を工夫しましょう。
建築基準法の改正により「24時間換気」が推奨されていますが、それ以前の建物では、電気をあまり使わない「浴室やトイレ」の換気扇を結露防止対策として動かしましょう。
※ワンルームマンションなどでは効果あります。
ほかにもある結露対策
以上ですが、いずれも決定力不足で私なら結露対策として抜本的な解決だとは言いがたいのです。
結露には裏ワザや市販では窓に塗ったり、水滴を吸ったりする「結露対策グッズ」などがありますが、それも効果は見込めるものの短期間でなおかつメンテナンスも必要です。
窓をペアガラスに入れ替えすれば良いのですが、経済的なコストも掛かります。
では
お部屋の中で最も多く結露する場所は窓であり、ここでの結露発生の原理は上記で説明してきました。
考えてみますと窓以外は結露の発生は少ないですね、それは「外気(外気温)と直接接触している」ことから起こるのです。
でも「窓に断熱材なんて取り付けたら光が入らない」と思うかもしれませんが、断熱材じゃなくて空気の層を作って断熱材にするのです。
簡単に言えば「ペアガラス効果」を窓に作ってしまうのです。
荷物の包装にも使える「エアーキャップ(プチプチシート)」を使って窓一面に貼ることで簡易的に今流行の「ペアガラス」状態にしてやります。
窓に直接お部屋の暖かく湿った空気を触れさせない結露防止策なのです。
でも「エアーキャップは見た目が可愛くないし、粗末でしょ!」というかもしれませんね。
しかし、今ではこうした結露対策用でのエアーキャップは進化して、可愛くオシャレになっています。しかも取り扱いがしやすく誰にでも簡単に窓に貼り付けることができるのです。
これなら、外の採光も確保できて、しかもカーテンのように外から中のお部屋をのぞかれる心配もありません。
そして、結露の他に断熱効果も高いのでお部屋の暖房では効率よく暖められ、しかも省エネになるのです。
※夏でも使えます(断熱材として)
※結露吸水マットではありません
エアーキャップでの結露対策は分かるんですがやっぱりお粗末で自分好みに合わない方へ
ご自分で簡易型の「ペアガラス」をプチDIYで作り、ペアガラス効果を体験してみませんか?
サッシ屋さんが販売している本物の「ペアガラス」ではありませんが、サイズさえ間違わなければだれでもカンタンに「簡易型のペアガラス」が少しの時間で作れてしまいます。
ペアガラス効果には中空シート材が良い
衝撃に強く、割れにくい、でも透明度はある、しかも軽くて切削加工が簡便な樹脂素材「ポリカーボネイト」。その素材を使った中空素材が「ツインカーボ」です。
中空のため、軽さは通常のポリかシートの1/10以下。それでも構造強度があるので、衝撃には強力に対抗します。
梱包資材として作られた「プラ段(プラスティックダンボール素材)」よりも構造強度が高く、シワやたるみ、屈折がおきにくくなっています。
中空であるため、ペアガラスのように断熱性能があるということで、近年は2重サッシのガラスの代用としても用いられています。
さらにカラーバリエーションも今では豊富です。
ペアガラス効果は「簡易型インナーサッシ」で作れます。
言葉を変えれば「簡易二重サッシのガラス(障子板)」としてツインカーボを使うのです。
中空シート材だからこのシートの中は空気の層ができていますので、ペアガラスの効果と同じなのです。
そして複層ガラスよりはるかにコストが安く安全です。
さらに簡易型インナーサッシを設置する場所は窓の窓額縁(まどがくぶち)の内側を測りシートを購入しカットしてもらい作りはじめます。
※出窓や引き違い窓の場合5,000円前後でカットもして届けてくれます。
あとは必要な自作窓製作用レールや隙間テープ・両面テープを用意するだけで、たったこれだけで作れます。
どうですか?これなら結露に悩むご家庭に打ってつけの窓の結露対策です。
しかも断熱効果もペアガラス効果で十分満足できますし、シートのバリエーションを選べば採光も確保できて、外からのぞかれても安心ですね。
ペアガラス効果で自作でインナーサッシを作ればだれでも簡単に結露の悩みを解消できますよ♪
しかも、夏冬共用で使えるのが大変気に入ってます。
どちらの季節も断熱効果があるので、効率よく暖房や冷房の温度を保持できて省エネにもなるのですから。
高価なペアガラスは新築でのおうちには欠かせないのですが、この方法でやればペアガラスと同じ効果が期待できます。
さらに、
とにかく、一度作ればメンテナンスがいらないのは楽ですね!
結露防止シートや吸水シートや塗る結露防止液など売っていますが、どれも後々メンテナンスが必要となり手間がかかります。
この冬・夏前までには試して見られてはいかがですか。