今から小学校の入学準備を考えている人は多いでしょう。少し不安な人はここで、おすすめの入学準備、具体的な用品を予習しておきましょう。
おすすめリストでチェックすることもできますよ。少し気が早いようですが、春休みはバタバタとしてとても短いものです。今から、心に余裕をもって準備をしておくと安心して入学式を迎えることができます。
ここでは、元小学校教員が具体的に小学校の入学準備について生活面から学習と必要な用品まで教えます。
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今から小学校の入学準備を考えている人は多いでしょう。少し不安な人はここで、おすすめの入学準備、具体的な用品を予習しておきましょう。
おすすめリストでチェックすることもできますよ。少し気が早いようですが、春休みはバタバタとしてとても短いものです。今から、心に余裕をもって準備をしておくと安心して入学式を迎えることができます。
ここでは、元小学校教員が具体的に小学校の入学準備について生活面から学習と必要な用品まで教えます。
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少し早めに入学準備をしようとこちらを読んでいる方は、大正解です。入学が近くなってくると新入生説明会があります。
しかし、幼稚園(保育園)児の最後の1年間で心がけておくとよいことを早く知っているか知らないかでは、大違いです。
小学校入学前に、少し不安を感じている親御さんは、時間のあるうちから少しずつ準備をしておくとよいでしょう。入学準備でおすすめすることは、大きく分けると3つあります。それは、「生活面の準備」と「学習面の準備」、そして「学習用品の準備」です。
まずは、1番大切なことです。それは、「生活面の準備」です。1番にもってきたのには、訳があります。新1年生説明会でも必ず「生活面の準備」についての話があります。でも・・・。
それを聞いてからでは少し遅いからです。幼稚園(保育園)児の最後の1年間を、卒園のための1年間ではなく、入学のための1年間と考えておくと、この「生活面の準備」ができます。
では、「生活面の準備」とは、具体的にどんなことでしょうか。
小学校は教育課程という学習のカリキュラムのもと、学習を行う場です。生活科や道徳、学級活動など学習と関係ないように感じる活動もあります。
しかし、それもすべてめあて(目標)のもと、身に着けてほしい力をつけるための活動です。これら学習を行う前提となるのが「生活面の準備」です。
でも、難しく感じないでください。とても基本的なことです。わたしが以前勤めていた小学校(3校全て)では、次のことを共通して「生活面の準備」として保護者に伝えていました。
これは、幼稚園(保育園)でも耳にタコができるほど聞いていると思います。これが、小学校ではさらに重要になります。
授業(学習)が始まる時間は8時半頃です。ここまでには、頭も体も起きていなければなりません。起きてから2時間後にしっかり頭が働くと言われていますから、6時半ころには起床しているのが理想です。早起きするためには、早寝が大切ですね。
「1時間目くらいは、少しくらいぼーっとしていても大丈夫じゃないかしら」と思われる方もいるかもしれません。しかし、小学校の特徴からすると、そうは言ってられません。
朝、登校とともに校庭で待ち時間にかけっこをしたり、1時間目に体育があることもあります。給食までは、約4時間何も口にすることはできません。
お腹がすいてイライラしては、学習に集中できませんし、ケンカのもとになってしまうかもしれません。それだけ、
小学校は一斉指導が基本です。勿論、個別指導も大切にされています。しかし、基本は担任1人に多くて30人です。集団行動が中心ですから、仲良しの友達数人だけいればよいという訳にもいかなくなってきます。
そこで大切になるのが、言葉でのコミュニケーションや反応です。つまり、挨拶や返事ですね。挨拶は、「おはよう」「さようなら」だけではなく、「ありがとう」「ごめんね」などもそうです。
返事は、家の中ではしなくても会話は成り立ちますが、集団の中ではそうはいきません。
小学校は座学が基本です。勿論、フィールドワークも大切にされていますが、教科書で座りながら学ぶのが中心です。
上手な先生は授業の中で、体を動かす活動を取り入れますから、45分間ずっと座りっぱなしということはありませんが、それでも30分は椅子に座って何かに集中できることが必要になります。
子供によって好き嫌いはありますから、全ての教科で100パーセントは集中できないとは思います。しかし、幼稚園(保育園)後半には、得意なことだけでもよいので、約束した時間は集中したいものです。
ので、こちらで時計を見てあげる必要があります。この段階では、子供が時計を理解する必要はないでしょう。時間意識については、次の章でお話しします。
ここまで読んでくると、「学習準備」はしなくて良いの?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。勿論、お子さんが意欲的な場合は是非されてください。でも・・・。
新1年生説明会などでは、「字がかけるようにしてください」「足し算はできるようにしておいてください」ということは無いです。
だからと言って、真っさらな状態では、学校生活で不具合が起きますよね。
国語では、50音を一から書き順や単語など共に時間をかけて教えます。算数では数の概念を1から教えます。例えば、ある程度ひらがなが読めないと、友達の名前が読めません。給食で魚が何匹余っているなど数えられません。
そこで、おすすめな学習準備がいくつかあります。それは、次の3つです。
全てかけなくても心配はないですが、読めなくては生活に不具合が生じます。友達の名前を読めなくては、間違えて友達の持ち物を持って帰ってしまうこともあるので読めればメリットもたくさんあります。
配り係として活躍できたり、友達の名前を早く覚えて仲良くできます。
勿論、書けることに越したことはないですが、小学校では書き順やマス目の使い方、字形なども教えますから、ある程度伸び白は残しておいた方がよいでしょう。※「もう書けるもん!」「つまらない!」とならないために・・・。
お風呂に入ったり、家事のお手伝いをさせたりする時に、数を数える練習をしておくとよいでしょう。
足し算や引き算を早く練習させるのもよいですが、数をスムーズに数えられるようになることが先です。その後の学習に役立ちます。
たとえば、百までお母さんより速く唱える、2とびで数える、3のつく数だけ大きく言うなど、色々な数の親しみ方があります。足し算は、入学すれば嫌でも繰り返し練習します。
小学生の算数で1番最初に苦戦するのが「時間と時刻」ですが、この時間と時刻は意味が違います。小さいお子さんにとって、時間意識は抽象的でとても難しいものです。そこで、生活の中で大人が具体化してやる必要があります。
例えば、「3時から5時までデパートにいたけど、何時間いた?」とか「時刻が3時になったら、おやつを食べよう。」などです。ここで「時間と時刻」を使い分けてやることがポイントです。
でも、あまり躍起になる必要はありません。なぜなら、1年生で○時と○時半などわかりやすい時間や時刻を理解することを学んで、2年生になって初めて○時○分や○分間たったなどの学習するからです。
それでも、2年生のテストでは点をとれない子が多く、親御さんが驚くことが多いです。でも、時計を読めないまま大人になってしまうことはないですよね・・・?
長くなりましたが、 できれば、困ることはないでしょう。
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「生活面の準備」と「学習面の準備」は上でお伝えしました。気になるのは「学習用品の準備」ですね。これは、大人しかできないことです。
小学校に行ったら、親御さんは帰りを待つだけです。入学してお子さんが困らないように、どんな用品があるのか、どんなことに気を付けて準備をしたらよいかを予習しておきましょう。
これを用意してください!と言えればよいのですが、実は入学準備の用品は学校ごとに異なります。それは、地域の寄付や役所の財政、学校側で事前に揃えて準備してくるものが異なるからです。
例えば、クレヨンや下敷きなどが無償でいただける地域もあります。また、新1年生の担任の意向で同じものを共同購入して後から集金というケースもあります。「連絡帳」や「のり」など各々違っては、一斉指導しにくいですからね。最近では、防犯ブザーや交通安全のランドセルカバーは、交通安全協会が提供してくれます。これも地域によって異なります。
できる限り早く準備したいという人にとっては、少し心配になるかもしれませんが、参考にならない場合もあります。
上の子ではもらったからや友達のお母さんはこう言っていたというのも、でも、今から準備できるものはたくさんあります。それは、個人で買う必要があるものです。
例えば、体育着や上履きなどサイズが関係するものです。鉛筆や筆箱も基本的なものですから早く揃えて意欲を高めるのもよいですね。
ここで大切になるのが、学習しやすいものを揃えてあげるということです。お店には、かわいい文房具が沢山並んでいますが、学校で使えるものは限られてきます。学校によっては、色や香りつきの消しゴムや開くタイプの定規などを禁止しているところもあります。
おもちゃになるような物、派手な物を親が避けてあげるとよいでしょう。学校で使う物、家でなら使える物と区別して使わせると、子供の集中力も高まります。
鉛筆は、2Bや4Bなど濃いものを指定している学校ほとんどです。また、転がらないように角のある鉛筆にしてあげましょう。鉛筆削りは、電動でストップがきくものがおすすめです。毎日5本も削るとなると結構大変です。ストップがついていないと、一日で無くなります(笑)
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学習用品には、しつこいくらい記名することをおすすめします。
もう小学生だからと思う気持ちもあるかもしれませんが、物の管理は子供に任せられます。
学校では、道具箱から出して入れる、ランドセルから出して入れるは、子供が行います。子供たちは、同じ物をを持っています。取り違いはトラブルのもとです。何百人もいる学校の中で物を無くしたら、まずなくなると思ってください。それを少しでも防げるのが、記名です。
そして、
します。1年生は絶対です。自分は読めても友達が読めないのでは、意味がありません。習った漢字は漢字でという先生もいるかと思いますが、変な表記になることもありますよね。例えば「一太」くんの場合、「一た」になってしまいます。臨機応変に対応したいものです。
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ここまで読んでくると、入学準備に少し具体的なイメージができたでしょうか。
最後に、より具体的に、新1年生説明会で話される学習用品のリストの一例を紹介します。参考に、費用も確認しておくと安心ですね。
地域や学校によって異なりますが、一般的なものがこれです。
リストをみると気づかれると思いますが、小学校の入学準備の用品で「袋」について思った以上に必要で数を用意しなければいけないと感じています。
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ピアニカや絵の具はすぐには使いません。1年生になってからの保護者会で合同購入の説明があるでしょう。
リコーダーは3年生から、縄跳びは指定があってからでも遅くありません。鉛筆や赤鉛筆は細かく指定があるかもしれません。
入学準備、大変ですよね。指定がつくと困りますよね。でも、そこがポイントなのです。
小学校は毎年、何人もの新1年生をむかえています。その子供たちにとって使いやすいもの、6年生までのことを考えて指定しています。まずは、学校側の指定をしっかり守るということが子供にとって1番です。
今は、通販で色々なものが安く買えます。でも、小さい子供が使えるものでないこともあります。
一例を話すと、
合同購入で買ったものは、先生の使う道具と一緒です。筆の位置、パレットも同じもので説明できます。しかし、買ってきたものは、大人用のもので結局先生のものを借りるということがありました。パレットに指を入れるところがなかったり、絵の具のインクの種類や量が極端に少なかったりなどです。入学当初は、
ようになるでしょう。今回は、ちょっと力が入ってしまいました。事情があり教員を退職しましたが、今でも子供たちのことを思い出します。
特に、1年生は本当にかわいかった!でも、困ることもたくさんありました。その多くが「生活面の準備」と「学習用品の準備」でした。1人1人に個性がありますから、準備が完璧!というお子さんは、いないと思います。
でも、大人がしてあげられることは気を付けてあげられることで、お子さんはより学校生活を楽しめると思います。最後に・・・ご入学、おめでとうございます!(nana)
タグ : 入学準備