窓の結露対策において様々なグッズが売りに出されていますが、どれも一時的で短期間の効果であれば期待できるのですが、長期的な視野で考えるとメンテナンスなどの手間がかかり結露対策として選択できないでおりました。
いっそのこと二重窓(ペアガラス)にしてしまおうかなどと考えて調べてみると、案外
ので、まとめてみました。参考サイト:結露対策で窓どうしてる?
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窓の結露対策において様々なグッズが売りに出されていますが、どれも一時的で短期間の効果であれば期待できるのですが、長期的な視野で考えるとメンテナンスなどの手間がかかり結露対策として選択できないでおりました。
いっそのこと二重窓(ペアガラス)にしてしまおうかなどと考えて調べてみると、案外
ので、まとめてみました。参考サイト:結露対策で窓どうしてる?
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私の家は一日の生活サイクルにおいて結露の悩みは、冬場の恒例となり長く悩まされていました。
結露を放置していますと窓に水滴がベッタリとつき窓枠下へタレていきます。
そのままにしていると窓にはカビが発生して汚いし、ダニも増えそうで困っていたのです。
冬場の我が家の湿度の変化の様子です。
やはり窓に結露がよく出るのは朝の起床時と夕方からの家族団らんでのリビングなどで、昼間は食事の用意が始まると換気扇を回しますので結露は出にくいです。
でも夜の食卓では寒くなりますので換気扇を回さなければ結露は現れます。
その都度結露で出た水滴を拭くのですが結構面倒臭いのです。
家の結露の対策でいろいろ調べてみますとお部屋の暖房温度が窓ガラスから外気へ流れることを知りました。
我が家の窓ガラスから暖かくなった熱量が実に58%も外気へ流失しているのです。
暖められた熱量は外気へ流れ出しますが、湿気はお部屋の中に残ります。この時に窓ガラスに結露が現われるのです。
カーテンは閉めているものの、逆に冷やされた空気がそこに停滞して、さらに結露が進んでいることも発見したのです。
家の中で一番熱の出入りが多いので
と考え始めました。暖かい部屋の空気の熱量を実に58%もロスするなんて!この季節暖房費がかさむ我が家にとって最悪であり、しかも結露に長年悩まされてきたことを思えば「どげんかせんといかん!?」と本気で考え始めました。
我が家の家の作りは築後30年は経っていますので、窓のサッシは皆さんも御存知の通りいわゆる専門用語でしょうか?「単板ガラス(1枚モノガラス)」なのです。
新築の頃はいまで言う「ペアガラスや複層ガラス」なんて大工さんでも知りませんでした。
ですから、上の図(イメージ図)にあるようにとにかく熱を逃がしやすい窓のサッシなのでした。
しかし、いまから「複層ガラス(ペアガラス)」に窓のサッシを取り替えるのには抵抗がありました!
費用対効果がよく分からなのですし、おそらくひと窓のサッシを交換するのでも数万円から・・ひょっとして十万円台かも知れません。
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窓のサッシを複合ガラスにして結露対策をするのではなくて窓枠の内側のスペースを利用して「内窓(インプラス窓)」をお友達から教えてもらえたのが契機となり、興味を持ち始めたのでした。
そこでどんな機能か構造か調べてみたのです。
複層ガラスでは二枚のガラスの間に空気の層を確保して、外気が触れるガラスには直接室内の暖かい空気を触れさせない構造になっていましたね。
※参照図:「窓の単板ガラスと複層ガラスの違い」
でも内窓(インプラス窓)でも同じ原理を採用していたのでした。いまある窓の窓枠を利用して内側の額縁を使って単板や複層ガラスでも選べてしまいます。
複層ガラスと同じ原理でしかも今ある設備を壊さないでペアガラスと同じ効果が見込めるのであれば結露対策ならびに断熱効果も高められるのです。
結露対策でも断熱効果でも今まで調べていた経験から、とにかく
だと理解していたので、構造図のイメージを見ただけで納得したのでした。Webで関連サイトを検索してYKK apの「エコ内窓 「プラマードU」」にたどり着けることができたのです。
関連サイト:YKK apのエコ内窓 「プラマードU」
せっかく見つけた内窓ですが・・Webでのカタログを見ると引き違い窓でも価格表には25,000円からで平均は4万円台からでした。
これに工賃などが入るのであればやはりコストは掛かるのです。
予算の関係上、あまり費用は掛けたくないのが実情なので・・・いろいろと思案していましが
彼女の家では、ご主人がWebで情報をかき集めてHC(ホームセンター)や通販で材料を手に入れてなんと「60分ほど」で一つの内窓を完成してしまったことを聞きました。
そんなに簡単なの?自分でもできるのか?「案ずるより産むが易し」の格言を実践した私の体験記です。
※一度だけわからない事があり電話で確認しました。
あとは部材が届いて組み立て設置しただけです。しかも費用は本当に格安で、取付の工賃分働いたら良いことなのですが、差し引いてもコストは安いです。
私が選ぶ時、セミオーダーでの内窓を提供してくれる業者は大きく分けて2種類ありました。
どちらも窓枠の内側の寸法を指示された如く測り、ガラス素材をどうするかを指定すれば指定した寸法でカットしてくれました。
そして必要な部材も指定して発注すれば届きましたのであとは組み立てるだけ。
主人と共同で一時間かからないで完成してしまい本当にプチDIYでしたね。
自作の内窓作りには「簡易型内窓」と「簡易型だけど本格派に近い内窓」の二通りがあります。
※適当な表現が思いつきませんでしたm(_ _)m
ここでは「簡易型内窓」について説明します。
この簡易型内窓ではガラスは使用致しません。ご存知ではないかもしれませんが旭化成さんが開発した「ツインカーボ」といいます。
関連サイト 旭硝子「ツインカーボ」:楽天で見る
窓額縁の内側の寸法の測り方
たったこれだけ!でもこれがキモなので正確に測りましょう。あとは必要なレールやすき間テープなどは「内窓制作パーツ」をご覧いただければわかります。
カンタン内窓制作の概要イメージ
我が家では、この超簡単「簡易内窓」を選び取り付けました。かかった費用は余分にパーツを購入したのですが送料入れて一万円掛かりませんでした。
今年の断熱効果と結露対策にこの内窓がどのように効果をあらわすのか、今から楽しみです。
これも簡易型のセミオーダーでの内窓ですが、本格的な内窓に近く完成度は高いです。
少し費用はかさみますがサッシ屋さんに頼む費用は必ず下回っているシロモノです。
先ほど説明した「簡易型内窓」と違い、ガラスは単板ガラスで厚さ指定ができますし(複合ガラスもあり)、内窓の施錠もできる本格派です。
さらに従来のペアガラスでサッシの問題点の一つに「ガラス面の結露は抑えられているが、サッシ部分のアルミに結露がする」という現象が有りました。
これを低減してくれるのが「樹脂サッシ」なのです。熱伝導率がアルミサッシと比べて非常に低いので結露しにくい特性があるためなのです。
この樹脂サッシを採用していますので、まさに本格派です。
※アルミサッシ→樹脂サッシ→木製サッシの順で結露を起こしにくい
窓インプラス取付イメージ図
ご自分でDIYして取り付けできるように「窓額縁の内側の寸法の測り方」と同様に寸法を測りオーダーすれば必要なパーツも取り揃えて届けてくれます。
一度マスターすればすべての窓に対応できるようになりますね。この
と謳っておりますので、お取り付けするDIY初心者でもレベルに合わせて取り付け方などをサポートしております。関連サイト 窓インププラス:楽天で見る
簡易型の結露対策グッツは世の中にたくさん出回っているものの、どれもその場しのぎや短期間のみの効果であってメンテナンスは付き物なのです。
根本から窓の結露対策を解決するのであればやはり
でも内窓やペヤガラス(複合ガラス)を設置したから結露問題は大丈夫と過信は禁物です。
過度な加湿によって空気が蓄えられる湿度を超える状態で、しかも外気と室内の温度差が激しいケースでは結露は起こることも頭に入れてください。
使用される暖房機器によっても湿度は温度によって変動しております。
適度な換気と湿度管理はやはり冬場では引き続き大切なことなのかもしれません。