開業届を出して今年初めて青色申告で確定申告を行う事になるけれど、税理士さんに頼まずに自分で帳簿をつけてやりたいと考えている経営者さんも多いと思います。
ネット上を探すと、無料の帳簿ソフトがたくさんあることに気がつきます。それらを使うことで税理士さん不要でも十分に申告は可能です。
気になる青色申告会とはどのような組織なのかについてもまとめました。
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開業届を出して今年初めて青色申告で確定申告を行う事になるけれど、税理士さんに頼まずに自分で帳簿をつけてやりたいと考えている経営者さんも多いと思います。
ネット上を探すと、無料の帳簿ソフトがたくさんあることに気がつきます。それらを使うことで税理士さん不要でも十分に申告は可能です。
気になる青色申告会とはどのような組織なのかについてもまとめました。
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開業初年度の場合「本業に力を入れてなるべく売り上げを伸ばしたい」「経理処理に時間と経費を費やしたくない」と考えるのは経営者なら当たり前のことです。
経理のためだけに事務職員を雇うのももったいないし、税理士に頼むのも費用がかかります。
そこで、青色申告者でも経理処理にお金をかけたくない経営者のために、自分でできるおすすめの無料の帳簿付けソフトをご紹介していきましょう。
今話題となっているオンライン上で帳簿付けができるクラウド会計ソフトです。
複式簿記ができない人でもクリックしていくだけで帳簿付けができると評判です。ただ、簿記の知識があり経理経験者の場合は、複式簿記形式で入力ができないためかえって複雑だ言う声もあります。
また、無料期間のお試しは1ヶ月しかありません。
現在、この会計ソフトでは「法人向け会計ソフト」の他「個人事業主向け会計ソフト」「給与計算」「確定申告ソフト(青色・白色」)」「会社設立」「開業」などがあり、いづれもクラウドですのでプラットフォームを選ばないインストールなしでどこでもアクセスできます。
参考サイト>>会計ソフトfreeeの個人事業主向け会計ソフトのシェアが最も多いとされる、弥生会計のクラウド会計ソフトです。
多くの個人事業主が取り入れている会計ソフトです。
青色申告会でも弥生ソフトを推奨していますので、どのソフトで帳簿付けを行おうか悩んだら弥生会計はおすすめです。無料期間も1年間と長いです。
現在、この会計ソフトではオンラインとインストールの2種類を展開中で、おすすめはオンラインです。
「弥生会計オンライン」の他「やよい青色申告オンライン」「やよい白色申告オンライン」「やよいの給与明細オンライン」「請求書作成Misoca」などがあり、いづれもクラウドですのでプラットフォームを選ばないインストールなしでどこでもアクセスできます。
参考サイト>>やよいの青色申告 オンライン無料なので、いきなりバージョンアップの終了と言うことも過去ありました。
その代わり新製品の無料ソフトの提供は行ってくれるのですが、互換性はないので再度ダウンロードして繰り越し分を再入力する手間があります。
ネット上ではエクセルを利用した無料の会計ソフトをダウンロードすることができます。
特別な会計処理を必要としなければ、エクセル会計を利用するのも良いですね。
参考サイト>>確定申告の計算はエクセルで無料で!スポンサーリンク
個人事業主で青色申告をするとなると、「確定申告は税理士を通してじゃないとできないんだよね!?」と思う人もいますがそれは違います。自分で確定申告することはできます。
青色申告の確定申告は難しいと思い込んでいる経営者の方も多いと思いますが、個人的には青色申告者だからと行って税理士に頼む必要なはいと考えています。※確定申告は簡単!税理士さんに頼まなくても大丈夫!
なぜ税理士に頼む必要がないのかというと、上記で紹介した会計ソフトを使って日々の帳簿付けを行えば、自然と確定申告に必要な提出書類の決算書や損益計算書ができあがるからです。
税理士さんは、経営者に変わって会計ソフトに帳簿付けを行う代行をしているに過ぎません。
自分自身が正しく会計ソフトに入力をすることさえできれば、高いお金を支払って税理士さんにお願いする必要はないんです。
確定申告を税理士さんにお願いする場合、申告書の右下に税理士さんの判子が押印されます。
ここに判子が押印されていることを税務署がチェックすることによって「この申告書はプロがチェックしているから間違いはない!」という前提で目を通します。
逆を返すと、税理士さんの判子がなければ「プロのチェックが入ってないからしっかりと目を通そう!」と言う事になるんです。
正しく帳簿付けを行えば何も怖がることはありませんが、「正しい納付税額がきちんと算出されていますよ!」という安心材料として税理士さんの判子代としてお願いする経営者さんもいるくらいです。
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簿記の知識もないし、せめて青色申告会くらいは入会しておこうと考える経営者さんもいるかもしれません。
青色申告会とはどのような組織なのか、国税庁では以下のように記載されています。
青色申告会
青色申告会は、青色申告制度の普及と誠実な記帳による適正な申告の推進を目的として、個人事業者の青色申告者を中心に結成された団体です。全国に約3,700の会があり、会員数は約94万人となっています(平成22年4月)。各青色申告会では、記帳指導、研修会などの開催や会員以外の方への青色申告の普及など幅広い活動を行っています。詳しくは、最寄りの各地区青色申告会までお問い合わせください。
引用元: 国税庁と青色申告会
各地域ごとに青色申告会があるんですね。
最寄りの青色申告会をお探しの場合は、以下のサイトをご確認ください。
参考サイト>>全国青色申告会総連合地域ごとに青色申告会の窓口があるので、サービスや会費は各窓口によって違ってきます。
そうなんです!
青色申告会に入会するには費用がかかるんです!
無料で経理処理を行いたいのに費用がかかるんだったら青色申告会は見合わせても良いのではないかと個人的には考えます。
仕訳作業がわからないから日々の帳簿付けの指導をしてもらおうと思って入会したのに、「この有料ソフトの記帳指導しかしていません。」と言うのはよく聞く話です。
費用が発生するのなら、費用対効果を考えたら多少高くても税理士さんに頼んだ方がいいでしょう。
答えは「あります」
最寄りの税務署へ相談に行ってください。
電話でも相談に乗って入れるし、「記帳でわからないところがあるので直接教えて欲しいのですが税務署へ行ってもいいですか?」と予約をしておくと税務署の職員さんは丁寧に無料で教えてくれます。
税務署職員さんは、納税者が適正な税を納付するためのお手伝いをすることも仕事の一つです。
適当な帳簿付けを行って間違った税金を納められたら後々大変な思いをするのは経営者だけでなく税務署職員さんも一緒ですからね。
正しい仕訳や帳簿の付け方は教えてくれても会計ソフトの操作の仕方は教えてくれない場合もあるので、ソフトの操作は自分で覚えるようにしてくださいね!
いかがでしたか?
青色申告で確定申告をする場合でも、無料の会計ソフトで帳簿付けをして申告することは十分に可能です。
わからなければ税務署に質問すれば丁寧に教えてくれます。
無料でも青色申告をすることができるので、経理処理に費用をかけたくない方はチャレンジしてみてくださいね。
タグ : 青色申告