鏡餅を供えるのはお正月を迎える大切な行事ですが、ナゼ?鏡餅を供えるのかわからない方も多く意味と由来は多少わかっているものの「子供向け」にどのように説明するのか親は困る場合があります。
お子様に教えてあげられるのはお父さんとお母さんだけなので、鏡餅の意味と由来をまとめてみました。
わが家では子供向けに鏡餅の話をしてから、子供たちは積極的にお手伝いするようになりました。
ここでは、さらに
公開日 : / 更新日 :
鏡餅を供えるのはお正月を迎える大切な行事ですが、ナゼ?鏡餅を供えるのかわからない方も多く意味と由来は多少わかっているものの「子供向け」にどのように説明するのか親は困る場合があります。
お子様に教えてあげられるのはお父さんとお母さんだけなので、鏡餅の意味と由来をまとめてみました。
わが家では子供向けに鏡餅の話をしてから、子供たちは積極的にお手伝いするようになりました。
ここでは、さらに
スポンサーリンク
仏教の経典に、むかし幼子がお釈迦様に「土の餅」を御供養した話があり、この幼子は生まれ変わって阿育大王という賢王に生まれ変わった故事があります。
鏡餅の始まりは、平安時代に書かれた紫式部の源氏物語に初めて出てきます。正月の三ヶ日に執り行われた宮中での「歯固めの祝い※」で天皇の長寿や無病を神仏に願い、様々な供物を献上したなかに「餅鏡」と呼ばれる献上品がありました、 なのです。
※健康と長寿のためには丈夫な歯が大切だと考えられていたのです。
三種の神器の一つである銅鏡に似た円形のお餅を餅鏡として名称して、時がたち鎌倉・室町時代には「鏡餅」として呼ばれるようになりました。
古来日本では鏡は霊力を備えたものとして扱われていましたので、同じ意味で稲や米も日本人にとって大切な意味を持つことから「打ち固めて」作るお餅は人間の生命力を高めてくれる力を宿していることと相交えて宮中の正月行事には欠かせない供物だったのです。
お正月は「一年の計は元旦にあり」というように私達の生活においても、年齢から見ても、運気から見ても始まりの歳になります。
その正月にその年の年神・歳徳神様に鏡餅を供えて御祀りすることで健康と長寿などの様々な願いを込めて、いまでは庶民の間にも広まった日本の伝統文化だと言えましょう。
お子様に「神様に鏡餅をお供えして神様から「お年魂」をいただく」ことから話をいたしましょう。
ご参考にしてください!
お正月にその歳の年神様をお迎えして、もてなし、お見送りするまで神様が宿る住まいを「鏡餅」とするならば、お正月の間に神様のお力をおすそ分けしてもらうのが鏡餅の役目なのです。
そして、これから始まる新しい年の幸運と運気を年神様からいただくのが「お年魂(お年玉)」と言います。
古来は鏡餅を家長(一家の主)が割って、神様が宿る「御魂(みたま)」を餅玉として家族に与えたのが「お年玉(お年魂)」の始まりなのです。
この餅玉を「お雑煮」や鏡開きでの「ぜんざい」などにして身体の中に「御魂」を取り入れいただくのが迎春を迎えた正月の行事ですね。
今年も健康に元気で過ごせるように昔の人は食べることが健康に通じ長生きできることを信じていました。
宮中ではこれを「歯固めの儀式」といい大切な行事なのです。
したがって、お年玉には「神様の御魂」という意味が含まれています。今のお子様は「お小遣い」として当たり前に考えられていますが、
※「トイレの神様」が流行った頃から教えていました。
わが家では、この話をしてから年末年始のお手伝いを子供たちが「積極的」に振る舞うようになってきました。
純粋な頃から「神様のお宿を作ろうね」と話すと子供たちは理解していますので、素直に一途に頑張ってくれます。
※子供たちの年齢にそくした目線で簡単に話をしましょうね♪
スポンサーリンク
鏡餅はお正月にその年の歳神様をお迎えして供える供物で、先祖崇拝や子孫繁栄・家内安全を願う風習です。
ですから喪中で身内にご不幸があっても亡くなられたご先祖を敬い、その年の健康と家内安全を願うなら鏡餅はお供えして飾り、歳神様になくなった方の安穏を願うのが逆に大切なので飾りましょう。
日本ではまだまだ先人達が古来より伝承してきた行事や風習が多くありますが、いずれも生活に則した経験で今の世にも通じる良い話がいくつも残っています。
私自身もまだまだ知らない話が多く、お話を聞くたびに感心するばかりの先人達の知恵なのですが、徐々に風習も廃れ始めて歴史に埋もれてしまう危機感も感じております。
鏡餅のお話ひとつで、親が子供に教えることで次の世代に受け継がれ、素直な気持ちが育まれるのなら是非活用していただきたいのです。
ご参考になれば幸いでございます。