披露宴で両親にプレゼントは宴のクライマックスです。
これまで支えてくれたたくさんの人に「ありがとう」の気持ちを伝えたい披露宴だけど、ここまで育ててくれた両親には特別な想いがありますよね。
両親には手紙も読むけど、感謝の気持ちをカタチにして渡したい。
でも最も身近な存在だけに、どんなものをあげればよいか悩む人も多いようです。
司会者のわたしから見た、いま「人気の記念品」や「渡すタイミング」や「予算」も教えちゃいます。
披露宴の両親のプレゼントで司会者が見た!いま人気の記念品はなに?
わたしは多い時で月に5本以上披露宴の司会をします。
やはり終盤のハイライトは新婦からの手紙朗読と両親へのプレゼント記念品贈呈の時間です。
最近は新郎も自分の両親に手紙を読んだり、結びの謝辞の中で両親への感謝の言葉を述べるケースもよく見かけます。
音響さんや会場のスタッフと一つになって、新郎新婦がこれまでの感謝の気持ちをしっかり伝えられるようお手伝いします。
ご両親は何をもらってもうれしいものだと思いますが「と感じる記念品をピックアップしてみました。
」今人気の記念品は!私が「いいね!」と感心した両親へのプレゼントをピックアップ
結婚式の披露宴で新郎新婦からご両親へプレゼントする品は多種に渡ります。
ここでは「わたしが見ていいね!」と感心したなかで「おすすめを3つ」ご紹介させて頂きます。
参考になれば幸いです。
これまで育ててくれたことに感謝の気持ちを込め、サンクスボードを両家のご両親に渡すカップルが増えています。
オリジナルで文章を考えてもよし、似顔絵や写真、両親の名前の文字を入れ込んだポエムを添えてもよし、カタチは様々で二人の記念ボードも付いてきます。
生まれてから披露宴までの日数にメッセージを添えた「卒業証書」スタイルも人気があり、新郎新婦が本当の卒業式のようにそれぞれの両親に証書を読み上げ、贈呈する場面はとても感動的です。
参考サイト>>【記念品】 子育て卒業証書1枚の木材から作られている、新郎新婦とそれぞれの両親用の3つの時計。
並べると木目がつながって、これまで、そしてこれからも続いていく家族の絆や時間を表しているそうです。
実際のシーンでは皆さん両親に渡した後、3つの時計を繋げて記念撮影をしています。
時計を二人で手作りできる木工教室もあり、時間に余裕のあるカップルは挑戦してみては?
ここ数回続けて出会ったのが「記念樹の贈呈」
元々世界中の結婚式で古くから行われている「ユニティプランティングセレモニー(新郎新婦で一つの木を植えることで、新しい家族の誕生を表す儀式)」から派生して、記念樹を両親にプレゼントするというもの。
贈る木の種類は様々ですが、花や実をつけるものだと、毎年その季節になると結婚式の様子を思い出してもらえ、幸せな気分になれそうですね。
- ツツジ
花が次々に咲くので縁起が良いと言われ、花言葉も「愛の喜び」で人気。 - ハナミズキ
花言葉は『永続性』。乾燥に強く育つ環境を選びません。(ただ大きく育つので、広い場所が必要)春になると白やピンク、赤い花を咲かせ、秋には紅葉と実を楽しむことができます。 - オリーブ
平和の象徴でもあるオリーブは病害虫にも強く、1年中葉を茂らせる常緑樹なので、お手入れの手間もかかりません。
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結婚式の披露宴で記念品の最近の傾向はどうなの?
6割以上のカップルが、花束以外にご両親に記念のプレゼントを渡しています。
定番の花束だけだと少し物足りない、記念に残るものを渡したいと考えるカップルが多いようです。
カップルやご両親の価値観によって違うのですが・・・。
- サプライズ感や他にないオリジナル性を求め、「手作り」や「オーダーメイド」の記念品を贈るタイプ
- 定番の花束にプラスして、両親の好みの品を添えるタイプ
という大きく二つの流れがあると感じています。
また、最近の結婚式場は「
」にも力を入れており、親子3世代での感動シーンも多く、ダブルの幸せで会場もほっこりムード。両親へのプレゼントでも、(両親から見た)孫からの手描きの絵や家族アルバムなども目にします。
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披露宴で両親に渡すプレゼントって何がいい?
披露宴のクライマックスを飾る「両親へのお手紙朗読」から「花束贈呈」のシーン。
これまでの様々な思い出がこみ上げてくる新郎新婦やご両親の姿を見ると、司会をしている私もいつも涙がこぼれそうになります。
最近は花束以外にも、記念品をプレゼントするカップルが増えて、プレゼントの品も多種多様になり選びきれないのではないかと心配しています
ここからは、贈られる側や贈る側から考えて「 」に披露宴でご両親にプレゼントする品をご紹介していきます。
参考になれば幸いです。
使ってもらえるもの(実用品)
今まで刻んできた時間と、これからの新たな家族の歴史を、両親に「変わらず見守ってほしい」という思いを込めて贈る時計。
置時計、壁掛け時計を部屋に飾ってもらうほか、好きなブランドの腕時計を贈るカップルも。
腕時計なら夫婦ペアにしたり、親子でお揃いにすることもできますね。
これから夫婦でたくさん旅行して、写真やビデオで思い出を残してほしいというメッセージを添えて。
今後、孫が生まれたら成長記録も残してもらえそう。
新しいデータをどんどん追加でき、飽きが来ないこと、普通のプリントした写真のアルバムに比べかさばらないのも魅力です。
操作に自信がない、という両親には定期的にデータを送ってあげましょう。
CHECK !>>■木製デジタルフォトフレーム
このデジタルフォトフレーム、披露宴当日もフル活用できます。
- 生まれてから大人になるまでの写真を入れ、受付に飾ってもらう
(古い写真はスキャナーで取り込むかデジカメで接写する。なるべくゲストも一緒に写っている写真を選ぶ) - 披露宴中もメインテーブルに置いてもらう
- 披露宴ラストで両親へプレゼント
- 後日、披露宴の写真データを渡して自宅で見てもらう
その他にも、『ゴルフや社交ダンスなど、趣味に着ていける服』『アクセサリー』『好きな銘柄のお酒』など、両親の好みを知っている新郎新婦ならではの贈り物がありました。
ペアで使えるもの
新婦さんが家を出て嫁ぐ心情は寂しさと、少しの心配があるのです。そのために・・・。
- 夫婦茶碗
- 夫婦湯飲み
- 箸&箸置き
を贈ってみませんか?「手作り工房」もあり心のこもった品になるはずです。
娘や息子が巣立ってからも、夫婦で仲良く過ごしてほしいという願いを込めてペアで使えるものを贈るのも素敵です。
思い出に残るもの
定番からアイディア商品、手作り品まで・・・たくさんの思い出を詰め込んだプレゼントはきっと両親の心に残るはず。
家族の思い出を振り返るには何といっても写真。
家族と過ごした貴重な時間をセレクトし、最後のページには披露宴当日の写真や衣装の前撮り写真を入れて贈り、後日ゆっくりと見てもらいましょう。
アルバムを手作りしてもよいですし、時間がない人はネットで注文できるフォトブックも人気です。
CHECK !>>写真を選んで送るだけ~おまかせMyBook~
生まれた時の体重と同じ重さに作られたクマのぬいぐるみ。
お母様に受け取ってもらい、息子や娘が生まれた日の命の重みをもう一度実感してもらいましょう。
兄妹がもうあげちゃった・・・という人も、もらう立場からすると兄妹分揃っていい、という意見も。
他に、同じ重さのお米をプレゼントする「ウエイトライス」もありますよ!
CHECK !>>ウエイトベア
両親や家族の名前を文字を使って作るポエム。
プロに依頼すると司会者用に意味も入った読み上げ原稿がついてくるので、ぜひゲストの皆さんの前で読み上げてもらいましょう。
CHECK !>>いろは屋 名前ポエム
自分が生まれたその日に、世の中では一体どんなことがあったのか?
両親に当時のことを思い出してもらえ、披露宴後はよい記念になりますし、迎賓の時にゲストに配っても周りの人と会話が盛り上がるきっかけになるかも。数紙の中から選べます。
CHECK !>>お誕生日新聞オンライン
家系図を意味する「ファミリーツリ―」。
中世ヨーロッパの時代、王家の系図を1本の木をモチーフに描いたことからはじまり、欧米ではポップアートとして親しまれています。
家族の写真を1本の木に配置し、メッセージを添えて両親に贈れば「絆」を感じる記念品になりそうですね。
CHECK !>>ファミリー・ツリー [ファルベ]
手作りはOnly Oneな記念品
世界でたった一つのオリジナル。両親への思いを込めて手作りにチャレンジするカップルも増えています。
納期に1か月以上かかることもあるため、余裕をもって申し込みましょう。
夫婦で使えるペアの湯飲みや茶碗など、手作りして両親にプレゼントしてみてはいかがでしょう。
経験がなくてもスタッフが制作をサポート。作品は焼き上げてラッピングもしてくれます。
メッセージと家族写真を入れた陶器のフォトフレーム、手作り植木鉢に両親の好きな花を入れてプレゼント、なんていう演出もできますよ。
CHECK !>>彩泥窯 手作りの絆
ガラスに砂を吹き付けるサンドブラスト機を使い、好きな図案や両親の名前などを彫刻できます。
ビアジョッキ、ワイングラス、タンブラーなどから選べるので、両親の好みに合わせて手作りしましょう。
CHECK !>>ゆう工房 両親への手作りプレゼント
いま流行りの「体験型ギフト券」とは
これからは夫婦でゆっくり旅行に出かけたり、好きな読書を楽しんだり、気になるお店で素敵なディナーを・・・
自分たちの時間を生き生きと過ごしてもらいたいという気持ちを込めて贈ったという意見多数。
かさばらず、自分たちで使い道をある程度決められるのも魅力です。
CHECK !>>プレゼントで人気のソウ・エクスペリエンス体験ギフト
気をつけよう!結婚式でのNGな贈り物
縁起をかつぐ結婚式の場にはふさわしくないといわれれるものもあります。頭に入れておきましょう
- スリッパ、靴などの履物
「踏みつける」という意味から目上の人にはNGとされています。 - 万年筆
「より勤勉であれ」と上から目線のメッセージを送ることになってしまい失礼にあたるそうです。 - ハンカチ・包丁
ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書くことから「手切れ」を連想させ、包丁などの刃物は「切れる」ことをイメージさせるためふさわしくありません。
中にはこれらのアイテムを「両親からリクエストされちゃった!」というケースもあるかもしれません。
欲しいものをあげたい、というのは自然なことですから、そんな時は渡す際、司会者さんに「 」と一言添えてもらうといいでしょう。