結婚式の新たな受付アイテム、ゲストカード。芳名帳に代わって活用するカップルが増えているけど、それって必要なの?気になっているプレ花嫁も多いみたいです。
招待状に同封し、ゲストにはメッセージなどを書き込んで当日持参してもらうだけ。
受付時間も短縮できるし、メッセージもたくさん書いてもらえる!でも、どれくらい浸透しているの?どのサイズがいい?保管方法は?気になるゲストカードのあれこれを調べてみました。
結婚式のゲストカード必要なら芳名帳は?サイズ&保管方法
一昔前まで、結婚式の受付と言えば芳名帳に筆ペンで名前を記入していたものです。
お祝いの場だから書き損じちゃいけないし、受付の人にじっと見られて文字を書くのって、緊張する・・・丁寧に書いてたらいつの間にか後ろに長蛇の列が!
なんてこと、よくありました。
そんなお悩み解消の救世主!芳名帳に代わる新アイテム、「ゲストカード」。メリット、デメリットなどをご紹介します。
引用元: pinterest.jp
ゲストカードって一体なに?
ゲストカードの使い方は簡単、具体的な流れは次の通りです。
- ゲストカードを招待状に同封し、ゲストに送る
- ゲストはそのカードに必要事項を記入する
- 披露宴当日、会場に持参し、受付でゲストカードを渡す
以上。特に難しいことはありません。
ゲストカードとは、氏名や住所、電話番号の他に新郎新婦へのメッセージを記入してもらうカードで、これを受付の係に渡すことでゲストの出席をチェックし、ゲストには席次表などが渡されます。
新郎新婦からゲストへのメッセージを入れる欄を設ければ、二人の感謝の気持ちを伝えることもできます。
このやり方以外にも、
- 当日受付でカードを渡し、その場で書いてもらう
- 招待状に同封し、記入したものを返送してもらう(出欠確認も兼ねる。欠席のゲストからもメッセージをもらえる)
という使い方もできます。
では、ゲストカードのメリット、デメリットを見てみましょう。
ゲストカードのメリット
- 自宅で事前に書けるので、メッセージをじっくり考えたり、カードをデコレーションすることもできる
- 人前で緊張しながら文字を書かなくてよい
- 当日の受付がスムーズで、時間の節約になる
(ゲストの人数が多い場合、芳名帳はどうしても時間がかかる) - ゲストからメッセージがもらえる
- カードはファイリングすればそのままアドレスブックになり、後日年賀状などを出すときに使える
こうして見ると、まさに一石二鳥どころではなく三鳥も四鳥もありそう!では、ゲストカードのデメリットは?
ゲストカードのデメリット
- 年配の人にはなじみがない、芳名帳はないのかと聞かれる
- 当日、ゲストカードを忘れるゲストがいる
- メッセージを書くスペースが多く、文章が苦手な人、新郎新婦との関係が薄い人は少し困る
ゲストカードの「忘れ」対策としては、招待状に同封するときに「ご記入いただき、当日このカードをご持参ください」という一文を添え、さらに当日、受付に予備のカードを準備し、忘れてしまったゲストにはその場で書いてもらうとよいでしょう。
また男性や年配のゲストの中には、大きなメッセージスペースに途方に暮れる・・・という人もいるかも。
氏名、住所、電話番号などの記載事項をメインに、メッセージ欄は一言程度の「簡略バージョン」と2種類準備してもよいかもしれませんね。
結婚式の受付はゲストカードか芳名帳か?
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そもそも、招待状ですでに住所も出欠もわかっているのに、なぜ当日わざわざ芳名帳が必要になるのでしょうか。
- 席札のお名前と合っているか確認できる。
- 住所、名前の変更がないか(引っ越しや結婚などで)
- 代理の人が出席していないか。
結婚式では、急な体調不良のため欠席した叔父の代理に息子が出席したなど、実際に出席した人が招待した人と異なることもよくあります。
長く会っていなかった友人が、招待状の返信をもらったあとに結婚した、引っ越したなどで住所などが変わっていることも。
芳名帳に記入してもらうことでわかることが結構あるものなのですね。
そして万が一、代理の人が出席していた場合でも、芳名帳に記入してもらっていると、会場によってはその名前で席札を早急に作成するなど、対応してくれることもあるのです。
では、芳名帳とゲストカードではどちらが受付アイテムとして優れているのでしょう?
親族のみなど少人数のお式、ご年配のゲストが多い方には芳名帳がお勧めです。
慣れ親しんだ芳名帳の方が落ち着くというご意見もありますし、今はネット上で無料のフォーマットもあり、低コストで手作りすることもできます。
ゲストカードは先にも述べた通り、前もって記入してきてもらうため、受付スペースに限りがある会場や、大人数の披露宴でも受付に時間がかかりません。
メールアドレスなど細やかな情報を記入してもらうこともできます。
ゲストカードのサイズはどうしたらいい?保管方法は?
ゲストカードのメリットのひとつは、ファイリングすれば式後はそのままアドレス帳になっちゃうこと。
保管するファイルの大きさ、しまいやすさなど用紙のサイズも重要なポイント。実際に利用した人は、どんなサイズで準備したのでしょうか?
はがきサイズ
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- 「メッセージを書くスペースが大きく取れ、後日見返すのも楽しい。」30代女性
- 「はがき用のファイルは文具店でかなり種類豊富にそろっているし、ブライダルグッズ売り場にもかわいいものがある。100均でも手軽に手に入るので収納もしやすい」20代女性
名刺サイズ
- 「受付をしました。財布に入るので、カバンを持たない男性でも持参しやすいようでした」20代女性
- 「小さいので書きにくい、メッセージ欄が少ないと思った。」20代女性
それぞれ、文具店や百均でもそのサイズのホルダーが売られていて保管もしやすいですね。
無料テンプレートやペーパーアイテム業者のサイトでは、はがきサイズや自宅でプリントできるA4用紙をカットするものが多いようです。
結婚式の招待状にこんなゲストカードが同封されてたら素敵!
ネットで見つけた素敵デザインのゲストカードをたくさんご紹介します。市販のものはもちろん、新郎新婦手作りの力作も多いですよ!
お気に入りのデザインを探せ!ゲストカードあれこれ
1.クラフト用紙に優しいお花の柄が素朴で素敵。
引用元: pinterest
2.チャペル型のカードがかわいい!ずっと飾っておきたくなっちゃいますね。
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3.大きなリングのデザインが印象的。キラキラで素敵!
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4.和装を着る人はこんな和風デザインをチョイスして。
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5.レコードの形そのままのデザインがとってもおしゃれ。音楽好きが集まるパーティにぴったり!
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6.搭乗券風の力作。リアルすぎて本当の搭乗券と思っちゃいそう!?
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7.当日の受付でチェキなどで写真を撮り、貼ってもらうタイプ。後で見返した時にいい思い出になりますね。
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8.ディズニーだけど、色使いを抑えて大人っぽく。ディズニー好きの新郎新婦はぜひ。
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9.シックな色合いが印象的。会場の雰囲気に合わせるのもポイント
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10.クリスマスシーズンに結婚するカップルは、こんなデザインで気分を盛り上げましょう!
引用元: pinterest
ゲストカードあなたは手作り派かオーダー派?
一生の思い出に残るであろうゲストカード。デザインもこだわって選びたいですよね。
オーダー派は、招待状、席次表などWeddingペーパーアイテム全般に取り扱っているサイトでトータルコーディネートするのもおしゃれ。
こちらはシンプルなものからキュート系、大人っぽい物まで豊富なデザインが揃っています。
>>こちらは手作り派の強い味方!ダウンロードして印刷するだけ。
素敵なデザインがたくさん揃っていて、世界中から集めたおしゃれなゲストカードのアイディアも紹介されています。今すぐマネしたくなっちゃいそう。
>>
結婚式でゲストカードを使って受付した先輩花嫁の言葉
ゲストカードを使ってみたいけれど、ゲストからの反応や実際の使い勝手が知りたい・・・というあなたのために。
こんなアンケートをご紹介します。
ゲストカード、あなたは使った?使わなかった?
実際に結婚式を行った人100人に、ゲストカードを使ったか使わなかったか、またその理由を聞いてみました。
- 「結婚式の招待状にゲストカードを同封しましたか?」
- 同封した・・・27人
- 同封しなかった・・・73人
引用元: Weddingpark
このアンケートによると、ゲストカードを同封した(使った)人はおよそ3割。
それではその理由も見てみましょう。
◆同封した人(使った人)の理由
- 「会場でのゲストの手間と受付の手間を省くためと、1人1人から直筆のメッセージがいただけるからです。シールを貼ったり、絵を書いてくれた方もいて、とてもよいアルバムのような芳名帳になりました。忘れて来られる方もいるかと思い、当日受付にも準備はしました(31歳/女性)」
- 「ゲストカードを書いてきてもらえば、当日、書いたりする手間が省けると思います。それに注文した時からついていました(27歳/女性)」
やはり受付での時間短縮は選ぶ大きな理由となっているようです。お祝いに駆けつけてくれるゲストの負担を少しでも減らしたい、という気遣いが感じられますね。
それでは同封しなかった(使わなかった)人の理由は何でしょうか。
◆同封しなかった人(使わなかった人)の理由
- 「知識がなく(招待状と)一緒に送るとは考えなかった。式場の人も教えてくれなかった(40歳/女性)」
- 「同封してるのを友達でも見たことがない(25歳/女性/)」
- 「身内ばかりの結婚式でしたので特別同封しませんでした。出席してほしいという気持ちが伝われば特に同封しなくてもいいと思いました(44歳/女性)」
ゲストカードの存在そのものを知らず、使わなかったという人も多くみられました。
ただしこの調査は2014年のもので、司会者である筆者の実感としては、ここ数年でゲストカードの認知度もかなり上がってきているように思います。なので、今アンケートを取っていたらもう少し「使った」人が増えているかもしれませんね。
このアンケート以外にも、ゲストカードを使った人の意見として
- 「年配の親族の中には、腰を曲げて芳名帳に記入しなくて済んだのでかえってよかったと言ってくれる人もいた」
- 「友人にはメッセージ欄のあるもの、年齢が上のゲストには和紙の高級感あるカードにした。好評だった」
- 「同僚や上司は招待状を渡す時、親族は交通手段や宿泊の手配で連絡する時にゲストカードのことも口頭で伝えたので当日の忘れはほとんどなかった」
- 「披露宴の当日はいろいろな演出があって、意外とゆっくりゲストと話す時間がなかった。ゲストカードのメッセージを書いてもらっていたのでよかった!」
- 「ゲストカードにあまりなじみのない方は、受付で出さずにそのまま控室に進んでしまい、受付を頼んだ子が回収するのにちょっと苦労したみたい」
などの声がありました。
まとめ
ゲストは受付での負担が減り、新郎新婦は記念となるメッセージをもらえちゃう!双方にメリットの多いゲストカード。使い方を工夫して、みんなが「よかった」と思える一日にしたいですね。